塀が高いと空き巣が喜ぶ?!その理由はこんなところにあった

2016.08.28 ieny編集部
空き巣から自宅を守るためには塀を高くすると良いと思ってしまいがちですが、塀が高い家の方が、かえって空き巣のターゲットになりやすい傾向にあるようです。そこで、今回は塀の高さ以外にも、色々と挙げられている、空き巣に狙われやすい家の特徴や落とし穴になりやすい特徴や、こうした空き巣から家を守るための防犯対策についてご紹介していきます。


防犯面を考えると塀は低い方がいいの?


空き巣対策のために家の周りを高い塀で囲んでいる住宅もあります。確かに、高い塀を超えて侵入しなければならないため、空き巣が敬遠すると思われがちですが、空き巣は必ずしも塀を超えて侵入するとは限りません。また、一度塀の内側に入ってしまえば外から見えにくくなり、完全に死角になりますので、空き巣にとっては作業もしやすくなります。
高い塀があるという安心感を逆手に取り、ターゲットにされてしまう場合が多いので、高い塀や生け垣に囲まれている家は注意が必要です。塀や生け垣は高いよりも低い方が見通しが良いので、空き巣が家の中に侵入しようとしても、通行人や近所の人に発見されやすくなります。高い塀は低くして、生け垣はまめに剪定をし、死角を作らないようにしましょう。

空き巣に狙われやすい住宅とは?


空き巣は何度か下見をしてからターゲットを絞るのが一般的です。見知らぬ人が歩いていても不自然ではない場所や、物音がしても気付きにくい場所が狙われやすい傾向にあります。最近では在宅中でも空き巣被害にあってしまうケースが増えていますので、空き巣に狙われない家はほとんどないと考えても良いでしょう。

そのような中、特に狙われやすいのが二世帯住宅や近くに自動販売機がある家、公園が近くにある家です。
実は、二世帯住宅では常に誰かがいるという安心感に加えて物音に対して鈍感になっていることが多いため、空き巣にとっては格好のターゲットになります。
自動販売機が近くにある家は、夜でも明るいので安全であるように感じますが、物音がしても見知らぬ人が歩いていても不信感を抱かなくなる為、危険なのです。
そして、公園も不特定多数の人が利用しますので、空き巣がターゲットの下見をするのに最適な場所になります。
同様にコンビニやファミレス、駐車場なども近くにある場合には防犯対策をした方が安心でしょう。

安心が慢心に繋がってしまう住宅


空き巣がターゲットにしやすい住宅には共通点があります。それは、空き巣には狙われないだろうという安心感から、防犯に対して意識が薄くなっている住宅です。例えば、高層マンションの高層階に住んでいても空き巣被害にあうケースもあります。高層階ならば侵入するのにも撤退するのにも時間がかかると思い込み、無施錠で外出することが多いためです。また、高層階に住んでいるということは高所得者である可能性が高く、空き巣からも目をつけられやすいといわれています。
また、二世帯住宅で被害の多い「居空き」という在宅中の家を狙った犯行も増えていますので、我が家は安心と決めつけないで、防犯対策を心掛けるようにしましょう。光や音で侵入者を知らせる装置を設置したり、在宅中でも必ず鍵をかけたりといったことが大切です。

まとめ

このように、今回は防犯と塀の高さの関係や空き巣に狙われやすい家の特徴についてご紹介してきました。どのような家でも空き巣のターゲットになる可能性はあります。外出時はもちろん在宅中も家の鍵を閉めるようにして、空き巣から狙われず、空き巣から避けられるような防犯対策で大切な家と財産、そして家族の安全を守りましょう。

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この記事を書いた人

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