狭い部屋を広く見せるために使えるテクニック

2016.08.27 ieny編集部
友人などを家に呼んだ時に部屋が狭く見えて恥ずかしいという方や、部屋が狭くて快適に過ごせないという悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。もちろん、狭い部屋を広くすることはできませんが、様々な工夫次第で視覚的に広く見せることは可能です。今回は視覚的な効果を利用して、狭い部屋を広く見せるテクニックをご紹介していきます。


ちょっと気をつけるだけで部屋が広くなる?


壁紙や天井、など部屋全体を明るい色にするだけで、視覚的に広く見せることができます。特に白は膨張色で光を反射するので、部屋を明るくし広く見せる効果がありますので、壁紙を白に変えれば効果てきめんです。
余談ですが、賃貸住宅がほぼ壁紙を白にしている理由は内見時に広く見せる効果であるのが伺えます。
また、家具の配置や色にも気を付けると効果がアップしますし、大きな家具は壁際か部屋の奥に置くようにし、部屋の入口から部屋の奥までが見渡せるようにするとすっきりとした印象になります。視線を遮らない家具の配置を考えることが大切です。家具の色については、部屋とのコーディネイトを考えながら明るめの色を選ぶようにします。壁に配置する家具は、壁紙と同系色にすることで家具と壁が同化して空間を広く見せる効果が期待できるでしょう。

部屋が狭く見えてしまうNGコーディネイトって?


家具やもので足の踏み場もない部屋と、必要最低限の家具がおいてあり、きちんと整理整頓された部屋では、同じ間取りの部屋でもどちらが広く感じるでしょうか。答えはもちろん後者の部屋で、部屋を広く見せるためには、床面を見せることが重要です。リビングダイニングなどでテーブルの下やソファの前にラグやカーペットを置くのは定番ですが、それらを置かないようにするだけで広く感じます。どうしても置きたいのならば、主張しない薄い色や小さなサイズを選ぶようにしましょう。NGコーディネイトとして家具の高さや収納の種類にも注意が必要です。ハイタイプの家具は圧迫感がありますので、ロータイプを選ぶようにすれば、視界を遮ることがなく開放的な印象を与えます。また、収納の少ない狭い部屋の強い味方となるのが壁面収納ですが、オープンタイプの棚の場合には詰め込みすぎに注意が必要です。壁一面にものが詰められた状態になると、ごちゃごちゃした印象になって部屋が一層狭く感じてしまいます。
床にはオシャレなデザインのラグ、壁には飾りたいものが沢山、という気持ちもわかりますが最低限「狭く見えないか」という気配りだけでよりオシャレな空間に見えます。

意外と見逃しがちな3つのポイント


部屋を広く見せるためのテクニックを紹介してきましたが、その他にも部屋の広さとは関係ないように感じる見逃しやすいポイントがいくつかありますので、その中から3つご紹介します。
  • 生活導線の確保ができているかどうか
入口からの生活導線を空けるようにすれば部屋は広く感じますので、生活導線に目線を遮る家具を置かないようにして、視線が抜けるようにしましょう。
  • 生活感を薄める工夫をする
生活感は普段使用するものから溢れ出てきますので、床やテーブルなどにものを置かないようにしたり、見えない収納に変えたり、コンセントなどのコード類も見えないようにするとすっきりします。
  • 鏡を使った手軽なテクニック
大きめの鏡を壁一面に配置するのがおすすめですが、小さな鏡を一つ置くだけでも効果が期待できます。その際には、鏡に映る風景を考えながら、より広く見せられる配置を選ぶようにしましょう。

まとめ

狭い部屋を広く見せるテクニックについてご紹介しましたが、この他にも部屋を広く見せられるテクニックはたくさんあります。家具の形や大きさによって工夫の仕方も変わってきますので、その部屋に合った工夫をしてみるのも楽しいでしょう。賃貸などでは床や天井の色は変えられないことが多いので、できる範囲で広く見せるテクニックを活用してみてください。

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