借家の地下が浸水! 驚きの理由とは…… ~フィッシュバーン流「家育て」vol.50~

こんにちは、フィッシュバーンです。お正月が過ぎたばかりだと思っていたら、あっという間に3月。


これは、以前3月に訪れた箱根のホテルの雛飾り。立派ですね~。


ある午後、テナントさんから驚きの連絡

週末のカフェ営業を終え、のんびりお休みを満喫していたある月曜日。渋谷区の物件のテナントさんから、驚愕の写真付きのメールが……。

プール状態になった地下のエントランス部分

入り口近くの室内にも水が…

びっくりを通り越し、心臓がバクバクして軽くパニックの私。

それとは逆に、テナントさんの文面は「今こんなんなってますが、どうしましょー? 」といった、あまり緊迫感のない感じ。そもそも電話ではなく、PCメールへの連絡でしたしね(笑)

慌てて電話をし、現状把握のため早速物件に向かいました。

普段の物件の外観。左の部分から地下のエントランスへ

地下への階段を降りるとエントランス

エントランスはまさにミニプール、室内もポチャポチャ。ただ、水からの汚臭はなし。この戸建てを所有してから、大きな台風が来ても決して浸水はしなかったし、全く原因がわかりません。

その後テナントさんと落ち合い、なぜこうなったのかも説明できないまま、とにかく謝罪。

このテナントさん、とってもいい方で、この事態に憤慨することもなく、室内の水の掻き出しを手伝ってくださいました。

幸い、このテナントさんは1月に新規契約したばかりで、まだ工事も始まっておらず、室内には機器以外何もなし。

奥は手前よりも水が溜まっていました。

寒い中、2人でせっせと水を掻き出し、約3時間を費やしてこの日はとりあえず終了しました。


後日わかった浸水理由と大家としての反省

翌日、以前水道工事をしていただいた業者さんに浸水の理由を尋ねてみました。

すると原因は……「地下の電源を落としたこと」。わかりやすく時系列順に説明してみます。

1. この物件は地下にあるため、戸建て用の排水ポンプを使用して排水。当然ながら、ポンプは電気で動き、電源を落とすとポンプも作動しない。

2. 12月末に、前のテナントさんが電源を落として退去。新しいテナントさんが1月1日から契約。間が空かなかったため、電気使用者を大家の私に変えることなく引き継いだ。

3. 新しいテナントさんは、1月1日から電気の契約をせず、電源は落ちたまま、 排水ポンプは停止状態が約1カ月続いた。

4. 1月に少しだけ降った雨水が、停止中の排水ポンプから溢れ出し、浸水状態に……。

といった流れで、エントランスや屋内がミニプールになったようです。浸水した水が汚水ではなく雨水と聞いて、ちょっとホッとしました。

ここで、大家としての大きな反省が2つ。

  • 排水ポンプのことを全く忘れていたこと
  • すべてのテナントさんが、物件契約後、即、電気や水道を通すものと思い込んでいたこと
大家さん業も15年以上になりますが、まだ色々あるものです。次は、契約書に排水ポンプの件を明記しないといけませんね。

現在は電気も無事契約し、ポンプも可動。室内の機器にも損傷はなく、事なきを得ました。テナントさんは室内清掃、フロア消毒をし、開店準備に向けて作業を始めています。

ちなみに、このテナントさんの新たなオープンは3月か4月、モロッコ料理のテイクアウト店だそうです。ご興味のある方はぜひ!

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この記事を書いた人

フィッシュバーン真也子

ホームコンサルタント、養生茶とおやつの店「だんで茶屋」店主
出版社勤務ののち、エディター、インテリアスタイリストとして長らく活動。 古屋をリノベし、茶屋経営、不動産賃貸業などを営む。現在ホームコンサルタントとして、リノベや不動産など住まいに関するコンサルティングも行う。現在、大学院にて空間デザインを研究中。また、メディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーでもある。<著書> *食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン) *住まいエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)