新年早々、空き家のお悩み相談を受けました ~フィッシュバーン流「家育て」vol.48~

明けましておめでとうございます、フィッシュバーンです。

2023年もどうぞよろしくお願いします。


お隣の代々木八幡宮は、初詣の大行列。


わが「だんで茶屋」も元旦から営業で大忙しです。


空き家になった実家に関する相談を受けました

年末年始のお休みの間に静岡の実家へ帰った友人から、亡くなったご両親の家が空き家になっていて、今後どうしたらよいか? という相談を受けました。

更地にして売却するか、改装して貸家にするか?

聞いた話だけではなんとも言えず、まずは一見とドライブがてら友人と一緒に静岡までそのお宅を見に行くことに。


見れば……なんとも味のある素敵な昭和の家。昭和初期に宮大工さんが作ったとのこと。

友人は、ご両親が亡くなった後もそこそこ手入れはしてきたとういうだけあって、たいして手を入れなくてもこのまま使用できるレベル。周りや建具はすべて木枠。木や石がふんだんに使われています。



古屋といっても、これだけ綺麗に維持されていると、更地にしてしまうのは、なんとも勿体ない気がします。

立地は、最寄駅から徒歩15分ほど、緑の多い住宅街で、日当たりのいい高台。また、駐車場にしたら4、5台は停められそうながあります。

友人としては、自己使用することは考えていないが、両親の思い出もあり、家を残したい。

ただ、賃貸用に再生するために多額の費用がかかるなら、売却するしかないかも……と悩んでいます。

これって、実家が空き家になってしまっている多くの方が持っている悩みですよね。私の周りでも、同じ悩みを抱えている地方出身の友人が数人います。


まずは室内の荷物整理、そして専門家に相談。

室内の家具や荷物は、ご両親が亡くなってから全く手をつけていないらしく、室内は昭和で時が止まった感。



和室のテレビはブラウン管にアンテナ付き(笑)

並んでいるモノは古くても、部屋は綺麗に整頓され、お日様サンサンの気持ちのいい空間です。建具や雨戸などの動きも悪くなく、もまだまだしっかりしています。

水回りに少し手を加えれば、借家としてだけでなく、このまま和カフェ、お蕎麦屋さん、パン屋さんなど、飲食店に貸すこともできそう……。

友人の実家は、古屋でありながらも、その手入れのよさからさまざまな可能性を感じました。

できればこの家を残して再生させたいという友人の思いを受けて、私が友人にアドバイスしたのは……

1. まずは、地元の遺品整理業者に頼んで荷物を整理する。


荷物があまりにも多いので、自分一人では処分不可能。
再生するにも売却するにも、まず専門家に頼んで整理をすべき。

2. 売却か再生かを決める前に、プロに相談する。


決断する前に、家の可能性や必要な費用の概算を知る必要あり。それらを知った上で検討する。

3. 相談するプロは、地元の古民家再生を手がける建築事務所や施工業者を探す。


古民家を再生するにも、地域の状況を知る業者を選択すべき。
また、家のよさを生かすなら、古民家再生の経験が豊富なプロが必要。

と、この3つ。

古いモノ好きな私の個人的な意見としては、できれば古きを残し、素敵な昭和の遺産を次世代に残してほしいと思っています。


こんな陽のあたる縁側でお茶を飲めるカフェがあったら、東京からでも行ってしまいそう……。

空き家は、現在全国的に問題になっています。

同じお悩みをお持ちの皆様、友人の実家については、また進展がありしだいお話ししますので、しばしお待ちください。

今年も引き続きよろしくお願いいたします。皆様にとって、素敵な1年になりますように!

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この記事を書いた人

フィッシュバーン真也子

ホームコンサルタント、養生茶とおやつの店「だんで茶屋」店主
出版社勤務ののち、エディター、インテリアスタイリストとして長らく活動。 古屋をリノベし、茶屋経営、不動産賃貸業などを営む。現在ホームコンサルタントとして、リノベや不動産など住まいに関するコンサルティングも行う。現在、大学院にて空間デザインを研究中。また、メディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーでもある。<著書> *食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン) *住まいエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)