新築するなら必見!修繕費が大きく変わる断熱材の選び方

2016.08.25 ieny編集部
人生の中で最も大きな金額の買い物となる住宅購入の際は、少しでも費用を抑えながら快適に生活できる環境を求めます。最近よく耳にする省エネ住宅に大きく関係する断熱材は、種類によって得られる効果が違いますので、しっかり調べるのが重要です。小さなお子さんから高齢者まで、誰もが安心して暮らせる家を買い求める場合、家計に影響がある断熱材選びは、どのような点に注意しながら選ぶと良いでしょうか。


断熱材の種類って?


空気を固定する事で寒さを吸収せず、暑さを取り入れないように作用する断熱材は、細かい繊維に空気を閉じ込める種類となる繊維系と、独立した気泡の中に空気を閉じ込める種類となる発砲プラスチック系に分類されます。繊維系は無機質繊維系のグラスウールやロックウール、木質繊維系のセルロースファイバーやインシュレーションボードに更に細分化され、フェルト状の綿のようになっているのが特徴です。また発砲系は、ボードに成型されたものと現場で吹付けるものがあり、比較的安価なビーズ法ポリエチレンフォーム、ポリエチレン樹脂等に発泡剤等を混ぜて成形した押出法ポリエチレンフォーム、断熱性が高く衝撃に強い硬質ウレタンフォーム、防火性に優れていて経年劣化が小さいフェノールフォームがあります。住宅の性能を最大限に高める断熱材を良く見極め、光熱費が削減できる家づくりを目指すには、専門家への相談が重要です。

断熱材の施工方法とその効果


断熱材に多くの種類があるように、施工方法にも様々な種類があります。新築住宅で多く採用されているのが、壁の内側に断熱材を埋め込む充填断熱工法と、壁の外側に断熱材を張る外張り断熱工法です。その他にも吹付断熱工法と呼ばれる断熱材の原料を直接現場で撤布する方法を取り入れる場合もあり、様々な方法で家計に影響しないエコ住宅がつくられます。内断熱工法とも呼ばれる充填断熱工法は、ほとんどの施工会社が行うやり方ですので、仕上がりに大差がなく安心して任せられるのが特長です。一方の結露が発生しにくい外断熱工法(外張り断熱工法)は、施工会社をしっかり厳選して依頼しないと、慣れない作業から思ったように仕上げられない可能性がありますので注意しましょう。

家計に優しい断熱材の効果と価格


毎月の光熱費にも大きく関係する断熱材選びは、家計のことを考えると真剣に選ぶ必要があるアイテムです。種類や施工方法が多くあるなか、少しでも費用を抑えながら快適に暮らせる家づくりには、どのような選択をするのが望ましいのでしょう。流通量が多く安価で購入可能なグラスウールに対して、少し高めの価格設定なるのがロックウールで、どちらもシロアリ被害を受けにくい特徴があります。また発砲プラスチック系断熱材は、繊維系に比べますと全体的に高めの価格設定となっていて、施工が容易に行えない素材が多くあります。良い材料を選んで正しい形で施工しないと、せっかく持ち合わせている断熱材の効果が上手く発揮されませんので、理想の住まいを手に入れるなら業者選びが大切です。

まとめ

このように断熱材は種類や施工方法によって、様々な特徴を持っており、施工にかかるコストも全く変わってきます。そこで、住宅に利用する断熱材を選ぶ際には、住宅を建てるところの気温などの環境の他、求める機能性などを下調べしておくことが重要です。今回、ご紹介した断熱材や施工方法の特長を是非参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

ieny編集部

皆さまの“楽しい家づくり”をサポートしたい! 『楽しく、後悔のない』家づくりをするために必要な情報を、日々こつこつと集めては吟味をしている。息抜きは100均パトロールで、お得に便利なものを探して報告しあう毎日です。