ここまでケアしてもらえる!?意外すぎる火災保険の適用範囲

2016.08.16 ieny編集部
地震大国、台風大国日本。
この国は、世界的に見ても災害による家屋への被害が多い国です。

そんな日本に住む私達だからこそ、事前に家への保険は掛けておきたいですよね。
しかし、保険の種類がありすぎて何に入ったらいいのかわからないとお困りが多いのが現状です。
そこで今回は家を守るための保険の基礎知識についてご紹介していきます。



建物だけ?家財も?まずは保証してくれる範囲を知ろう

火災保険と一口にいっても種類は様々です。

その違いが生まれる基準の一つに、「保証する対象物」があります。
家を保証するのか、それとも家の中にある家財まで保証の対象物に当たるのかの違いです。
基本的に家と家財の両方を保証対象とする物を「住宅火災保険」「住宅総合保険」と呼びます。
一方で家財だけを保証する物は「家財保険」と呼ばれます。
この家財保険は、家自体が自分の所有物ではないマンションや賃貸住まいの方に人気の保険です。

想像以上!火災保険の保証範囲を知ろう

次に火災保険の保証の範囲を見ていきましょう。
火災保険というと火災にしか対応していないと勘違いする方が多いのですが、実はもっと幅広い災害にも対応しています。
例えば火災保険が保証する災害には、「火災・落雷・爆発・風災・ひょう災・雪災」が挙げられます。
さらに先ほどご説明した家と家財の保証対象がありました。
「火災・落雷・爆発・風災・ひょう災・雪災」という保証範囲は家と家財どちらも同じように適用されます。
これが火災保険の中でも「住宅火災保険」の保証内容と保証対象になります。

水漏れまで?ここまで対応している火災保険

住宅火災保険の凄さ、お分かりいただけましたでしょうか?
しかしこれを超える保険が存在します。それが冒頭でもご紹介した「総合火災保険」です。
これは住宅火災保険同様、家も家財も保証対象に含みますが、保証する災害の幅が広くなります。
住宅火災保険では「火災・落雷・爆発・風災・ひょう災・雪災」が保証される災害でした。
これにプラスして「水害・落下・衝突・飛来・水漏れ・盗聴」まで保証されるのが「総合火災保険」。

災害に加え、水漏れや盗聴といった人的災害についても保証されるというなんとも心強い保険です。
住まいに関わるあらゆる災害を保証してくれることから、「マイホーム保険」「住まいの保険」とも呼ばれています。

落とし穴!この災害だけは保証外

あらゆる災害をカバーしてくれる住宅総合保険、そんなオールマイティーな火災保険にも一つだけ死角があります、
それが「地震」です。
地震にまつわる災害、つまり津波なども火災保険では保証の対象外です。

地震から家を守るためには「地震保険」に加入する必要があります。
この地震保険は火災保険に付随して加入するものなので、地震保険だけに加入することはできませんので注意が必要です。

まとめ

火災保険の基礎知識についておさらいしておきましょう。
まず火災保険は保証範囲によって「住宅火災保険」と保証範囲の広い「総合火災保険」に分けられました。
さらに家財だけに保険をかける場合は「家財保険」に加入が必要です。
また、火災保険で唯一保証されないのが「地震」による被害でした。
これを機に是非ご自宅の保険を見直してみてくださいね。

関連記事

この記事を書いた人

ieny編集部

皆さまの“楽しい家づくり”をサポートしたい! 『楽しく、後悔のない』家づくりをするために必要な情報を、日々こつこつと集めては吟味をしている。息抜きは100均パトロールで、お得に便利なものを探して報告しあう毎日です。