新築を建てるなら必ず知っておこう!換気の仕組みについて

2016.08.13 ieny編集部
新築を建てる時には、換気について知っておく必要があります。
特にお子様がいるご家庭は、換気はシックハウス対策にも効果的なので、ぜひ知っておくべきでしょう。
一言で換気と言っても実は3種類あり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
今回は、この3種類の換気法を中心に、家を建てる前に知っておくべきお家の換気についてご説明します。

換気にも種類がある

換気の方法は3種類あります。
また、換気はシックハウス症候群を予防する非常に効果的な方法です。
マンションも一戸建ても素材や工法の進歩によって、気密性と断熱性が上がりました。
しかし、その影響で生活用品や建材に使われた化学物資や、ダニやカビ、または冷暖房器具から出る一酸化炭素などが室内に留まりやすいです。それが原因で起こるアレルギーなどの症状をシックハウス症候群と言います。
つまり、気密性と断熱性が高すぎるために、有害物質を外に放出しにくいので、換気の力を上げる事でシックハウス症候群を予防できるのです。

熱交換型換気とは何か?メリット・デメリットを紹介

まずは、第一種換気ステムから説明します。
第一種換気システムとは、給気・排気ともに強制的に機械で換気を行う換気方法の事。
機械で管理しているので空気の流れを制御しやすく、3つの換気方式の中では最も確実に給気と排気が出来る換気方式です。
注意点としては、給気と排気を機械で行うので、室内のバランスを取るため各居室に給気機を設置する必要がある点です。
第1種換気方式は、一般的な換気方法であり一戸建てにもマンションにも良く利用される換気方式です。


その他の換気との違いは?メリット・デメリットを紹介

第2種換気方式は、給気は第1種と同様に機械換気で行い、排気は排気口から自然に行う換気方式になります。
第2種換気方式の注意点は、建物の気密性によっては、室内の湿気が内部にとどまり内部結露が起きる事がある点です。特に寒い地方では注意が必要です。
第3種換気方式は第2種とは逆で、排気は機械で強制的に行い、給気は給気口などから自然に行う換気方式です。特徴は、排気が機械なので湿気が内部に侵入しにくく、排気のみ機械化しているので第1種換気方式よりはコストがかかりません。また、注意点は第1種換気方式と同様に、各居室に給気機を設置しなければいけない点です。
前項でお話した第1種換気方式と、今回お話した第3種換気方式がメジャーな換気方式になります。コストや効果を加味した上で、基本はこの2種類から選ぶのが良いでしょう。

まとめ

一戸建てを建築する時には間取り設備に目がいきがちで、中々換気の事まで頭が回りません。しかし、お子さんのいる家庭は、特に換気については重要視する必要があります。まずは建築業者と相談しましょう。その上で費用と効果を考え、何を設置するかを決めましょう。

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この記事を書いた人

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