レンタル倉庫と狭い個室に大きめ収納、選ぶならどっち?

2022.09.07 地域ライターE
「一戸建てを建てたら、収納力はアップできると思ったけれど、大きな収納を確保しようと思ったらその分個室は小さくなる。収納力と個室の広さ、どちらを優先すればいいのかな……? 」こんなお悩みをお持ちではありませんか?

スキー用品にキャンプ道具、お雛様にクリスマスツリー、大きなビニールプールにかさばる冬のダウンジャケット……季節のアイテムだけでも、かさばる大荷物がいくつも思い浮かびますよね。

ひとつの解決策として、最近選択肢が広がっているのが「レンタル倉庫」です。毎日出し入れするようなアイテムの保管には向きませんが、「基本的に1年に1回出し入れする程度」なら、安価なレンタル倉庫に保管しておくことで家の面積を有効活用できます。

とはいえ、もちろん「よいこと」ばかりではありません。


「レンタル倉庫を借りて、家のなかの収納は常にスッキリを目指す」
「思い立ったときにいつでも出し入れできる魅力にはかなわない!やっぱり収納力優先」

それぞれのメリット、デメリットをしっかり把握して「わが家」にぴったりの選択をしましょう!


レンタル倉庫・トランクルームの基礎知識


同じ「荷物を預ける場所」としてイメージしている方が多い「レンタル倉庫」「トランクルーム」というサービス。

実は、仕組みや料金に違いがあります。まずは基本的な違いについて確認しておきましょう。

  • レンタル倉庫=家や駐車場・駐輪場と同じ「不動産賃貸契約」
  • トランクルーム=物品を預けることそのもの「寄託契約」
そもそもの「契約方式」が違うことに注目です。

基本的にレンタル倉庫は「スペースを借りる」場所なので、そこに保管する荷物の管理はレンタル倉庫の「借主」に責任があります。一方、トランクルームの場合「荷物を安全に預かる」ことが契約内容のため、荷物の出し入れを含め「サービス提供者」が責任を負います。

一般的に、空調管理がされているなど大切なものの管理に向くのがトランクルーム、24時間いつでも自分の好きなときに荷物の出し入れができて大量の荷物保管に向くのがレンタル倉庫、とイメージするとよいでしょう。


それぞれのメリット・デメリット

自宅の収納スペースを広くとり、その分居室スペースをカットしたご家族、自宅収納は最小限とし、家の近くのレンタル倉庫を借りたご家族、それぞれにメリット・デメリットを含めた体験談を聞いてきました!

やっぱり自宅で収納を選んだA一家の体験談



4LDKの規格住宅を建てました。延約120㎡、3階建てなのでワンフロアはそこまで広くありませんが、十分な広さを確保できていると思います。わが家では、この120㎡のうち、20㎡くらいを収納に当てています。最初の図面から、個室のクローゼットをべてウォークインローゼットに、玄関もウォークスルーのシュークローゼットをつけてもらって、収納はだいぶ増やしました。その代わり、個室はすべて6畳以下。子ども部屋はベッドが1台なので、4.5畳です。

本当は屋根裏収納なども検討したのですが、わが家は夫婦そろって整理整頓が苦手なタイプ。はしごを下ろして、普段出入りしない屋根裏のどこに何を置いているのか常に把握して、時々は空気を入れ替えるために陰干しもする……なんてことを続けられる気は全くしませんでした。

やっぱり日常生活をする中で毎日視界に入る場所にモノがある方が管理しやすいというのがメリットですね。

それから、規格住宅のオプションの中では、クローゼットをウォークインに変更するのは比較的安価だったことも後押ししました。

デメリットは「収納が広ければ、それだけモノが増えてしまっていつの間にか十分あったはずのスペースもパンパンになってしまう日が来る」ということです。わが家はなんと引っ越し2年も経たずに、娘たちの部屋のウォークインクローゼットがパンパンになりました。しかも、娘たち自身の荷物だけではなくて、親の仕事の資料や家族全員が使うキャリーバッグやゴルフ道具なんかが娘の個室にあるので、最近「勝手に入ってこないで!! 何が取りたいのか言って! っていうか早くこの部屋から出してよ! 」と怒られています。

ウォークインクローゼットが各個室にあればいい、というものでもなかったかも……? というのが反省点ですね。

レンタル倉庫を活用したB一家の体験談



1階床面積が約50㎡弱、2階建てで95㎡ちょっとの延べ床面積です。マンションと比較すれば広い方ですが、一戸建てで言えば少し小さめいったところでしょうか。夫婦と長男長女の4人暮らし、将来的に今は元気なので地方に住んでいる義父母に何かあったら、こちらに来てもらえるようにとも考えて、どうしても個室を3つ、和室をひとつ確保して置きたかったので、収納には悩みました。

偶然、わが家の土地からブロック歩いた所に新しくレンタル倉庫ができたので、台車を買って、大きなスペースが必要な季節アイテムはすべてそこにしまうことにしました。

結構便利だったのが、下の子が生まれるまでしばらく使わなかったベビーベッドやベビーカーの収納ですね。他にもクリスマスツリーとか飼い猫の病院に行く用のキャリーとか「かさばるもの」を中心にレンタル倉庫に持っていきました。

デメリットは近いとはいえ、やっぱり少し面倒ではあること、年間通じて数万円かかる費用です。将来的に、荷物が減っていけば解約できることを考えると、フレキシブルでよかったと思っています。


スペースよりも大切なのは「わが家」の使いやすさ!

家づくりを進めていくうえで、「収納スペースはどれほど確保するのか」は誰もが悩むポイントではないでしょうか?

ウォークインクローゼットやパントリーなど、さまざまな収納設備がありますが、家のなかにすべてを揃えることはなかなか難しいですよね。収納スペースをどんなふうに取り入れれば、家族みんなが使いやすいスペースになるのか。その答えはご家庭によって違います。

ぜひ、“わが家流”の収納スペースを見つけて、後悔のない家づくりをしてくださいね!

>>「帽子収納」ってどうしてる? オシャレに賢く収納するためのアイデア実例集
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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります