「壁」は邪魔者?いえいえ、かなり使えます! 壁を活用した住みよい家づくり
いま人気を集めている「廊下のない家」や、間仕切りを減らした「大空間の家」。限りある床面積を居住空間として有効活用し、ひろびろとした住まいを叶える間取りのアイデアです。
さらに、快適な自然光を室内に取り入れるために開口部を多く設けた「窓の多い家」。明るく風通しもよいお家に憧れる人も多いのではないでしょうか。
かく言う私もそのひとりですが、これらの家に共通するのは「壁が少ない」ということ。壁が少ないと、家具の配置などに悩むという意外な落とし穴が。住んでみて初めて分かる壁のありがたみ。今回は、住みよい家づくりのための壁に注目します。
建物の壁には、構造上「耐力壁(たいりょくへき/- かべ)」と「非耐力壁」があります。
耐力壁は、地震の横揺れや台風などの強風による水平の力に耐えて建物を支える役目を担っている壁のことです。柱とともに、建物自体の重さなど垂直方向の力も支えています。
建物の構造上、十分な量の耐力壁が、バランスよく配置されていることが必要で、建築基準法で定められています。一般的な木造軸組工法の住宅には、「筋交い」や、地震の強い力を面で分散させる「面材」などを使った耐力壁があります。耐力壁は、お家の安全性を支える重要な存在なのです。
一方、非耐力壁とは、その名のとおり耐力壁ではない壁のこと。大きな開口部がある壁は、非耐力壁であることが多いようです。
構造上の役割とは別に、「垂れ壁」など壁にはさまざまな名称と役割があります。
・垂れ壁(下がり壁)
天井や梁から垂れ下がった壁。壁で仕切らず、ゆるやかに空間を区切ることができる。キッチンでは、万が一の発火に備えた煙の充満を防ぐ役割も。
・腰壁
壁の下半分に板材などの異素材を張りめぐらせた壁。汚れや傷がつきやすい腰の高さまでの汚れ防止や、インテリアのアクセントに。
・袖壁
柱や壁から垂直に張り出した幅の狭い壁。目隠しや防火などに。外壁に設けられることもある。
壁は、空間を仕切るだけでなく、耐震、そして防炎や防火などの役割を担う大切な存在なのですね。
壁に設置するものの代表格! コンセントと照明のスイッチです。最近ではリモコンニッチも人気ですよね。家事動線や生活動線にあわせてコンセントやスイッチを配置するにも、壁がなくては叶いません。
エアコンの室内機の設置は、実は計画的に行わないとやっかいな問題です。電源や室外機との位置関係、そしてなにより室内機自体を取り付けられるスペースが必須です。何気に幅をとりますから、後からカーテンレールが干渉して付けられない……なんてことのなきよう注意が必要です。
室内ドアは、開くスペースが必要な「開き戸」よりも、場所をとらない「引き戸」の人気が高い模様。バリアフリー化にも備えて安心です。でも、引き戸の場合は、引き違い戸なら戸2枚分、片引き戸なら控え壁のための壁面積が必要になります。
収納家具はないけど、壁ならある! ちょっとした隙間壁も立派な収納として活用できる壁収納は壁活用の花形です。
壁が少ないと、家具を設置するにも一苦労。壁付けで設置したい本棚やテレビなどで壁を奪い合い、置き所に悩みます。
日常を彩ってくれるポスターやアートを飾るのも暮らしづくり・家づくりの楽しみのひとつですね。飾りたくても、壁がなくては掛けられません。床やサイドボードなどの家具に直置きという手もありますが、そのためにも多少の壁の余白が必要です。
アクセントクロスや、吸湿性を備えたエコカラットなどの多機能内壁材、はたまたおしゃれな外壁材を内壁材にと内装の楽しみも壁があってこそ。
また、マグネット式の壁にしておくというのも人気のアイデア。子どもたちの学校のお便りを貼ったりと何かと便利。さらに油性ペンで落書きが可能なタイプのクロスなら、子どもたちものびのび壁と向き合えます。
いつもそこにあるから気づかないけれど、実はとても大切な存在である「壁」。間取り図・プランを検討する際は、ぜひ壁面にも注目して、住みよい家づくりを叶えてください。
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さらに、快適な自然光を室内に取り入れるために開口部を多く設けた「窓の多い家」。明るく風通しもよいお家に憧れる人も多いのではないでしょうか。
かく言う私もそのひとりですが、これらの家に共通するのは「壁が少ない」ということ。壁が少ないと、家具の配置などに悩むという意外な落とし穴が。住んでみて初めて分かる壁のありがたみ。今回は、住みよい家づくりのための壁に注目します。
まずは「壁」について
「耐力壁」と「非耐力壁」がある
建物の壁には、構造上「耐力壁(たいりょくへき/- かべ)」と「非耐力壁」があります。
耐力壁は、地震の横揺れや台風などの強風による水平の力に耐えて建物を支える役目を担っている壁のことです。柱とともに、建物自体の重さなど垂直方向の力も支えています。
建物の構造上、十分な量の耐力壁が、バランスよく配置されていることが必要で、建築基準法で定められています。一般的な木造軸組工法の住宅には、「筋交い」や、地震の強い力を面で分散させる「面材」などを使った耐力壁があります。耐力壁は、お家の安全性を支える重要な存在なのです。
一方、非耐力壁とは、その名のとおり耐力壁ではない壁のこと。大きな開口部がある壁は、非耐力壁であることが多いようです。
壁の名称と特徴
構造上の役割とは別に、「垂れ壁」など壁にはさまざまな名称と役割があります。
・垂れ壁(下がり壁)
天井や梁から垂れ下がった壁。壁で仕切らず、ゆるやかに空間を区切ることができる。キッチンでは、万が一の発火に備えた煙の充満を防ぐ役割も。
・腰壁
壁の下半分に板材などの異素材を張りめぐらせた壁。汚れや傷がつきやすい腰の高さまでの汚れ防止や、インテリアのアクセントに。
・袖壁
柱や壁から垂直に張り出した幅の狭い壁。目隠しや防火などに。外壁に設けられることもある。
壁は、空間を仕切るだけでなく、耐震、そして防炎や防火などの役割を担う大切な存在なのですね。
「使える壁」の活用法
窓やドアなどの開口部がない内壁は、実は暮らしづくりにおいても働きもの。考え出すと空いてる壁がもったいなくなってくる! 壁の用途を見てみましょう。コンセント/スイッチ
壁に設置するものの代表格! コンセントと照明のスイッチです。最近ではリモコンニッチも人気ですよね。家事動線や生活動線にあわせてコンセントやスイッチを配置するにも、壁がなくては叶いません。
エアコン室内機
エアコンの室内機の設置は、実は計画的に行わないとやっかいな問題です。電源や室外機との位置関係、そしてなにより室内機自体を取り付けられるスペースが必須です。何気に幅をとりますから、後からカーテンレールが干渉して付けられない……なんてことのなきよう注意が必要です。
引き戸の「控え壁」
室内ドアは、開くスペースが必要な「開き戸」よりも、場所をとらない「引き戸」の人気が高い模様。バリアフリー化にも備えて安心です。でも、引き戸の場合は、引き違い戸なら戸2枚分、片引き戸なら控え壁のための壁面積が必要になります。
壁面収納
収納家具はないけど、壁ならある! ちょっとした隙間壁も立派な収納として活用できる壁収納は壁活用の花形です。
家具を設置
壁が少ないと、家具を設置するにも一苦労。壁付けで設置したい本棚やテレビなどで壁を奪い合い、置き所に悩みます。
ポスター/アートなどを飾る
日常を彩ってくれるポスターやアートを飾るのも暮らしづくり・家づくりの楽しみのひとつですね。飾りたくても、壁がなくては掛けられません。床やサイドボードなどの家具に直置きという手もありますが、そのためにも多少の壁の余白が必要です。
お部屋の雰囲気作り
アクセントクロスや、吸湿性を備えたエコカラットなどの多機能内壁材、はたまたおしゃれな外壁材を内壁材にと内装の楽しみも壁があってこそ。
壁を活用するために新築時にしておくと便利
さまざまな活用法がある壁の可能性を最大限に引き出すために、新築時にしておけばよかった! という声をよく聞くのが下地補強です。壁収納グッズや有孔ボードなどをDIYで安全に設置する際、釘をしっかりと打ち込めるように下地を補強しておくのです。また、マグネット式の壁にしておくというのも人気のアイデア。子どもたちの学校のお便りを貼ったりと何かと便利。さらに油性ペンで落書きが可能なタイプのクロスなら、子どもたちものびのび壁と向き合えます。
いつもそこにあるから気づかないけれど、実はとても大切な存在である「壁」。間取り図・プランを検討する際は、ぜひ壁面にも注目して、住みよい家づくりを叶えてください。
後悔しない家づくりを実現! 家づくりのアイデアとは?
家づくりは、初めてのことが盛りだくさん。家事がラクになる間取りにしたい! 収納スペースはどれくらいあればいいの? など、お悩みもたくさん出てきてしまいますよね。そんな家づくり初心者の方にピッタリなのが、今だけ無料プレゼントしているアイダ設計の家づくりのアイデアやヒントがいっぱい詰まったカタログ『プランスタイルブック』。
無料ダウンロードができ、間取り図と写真・解説が付いているので、さらに理想の住まいがイメージしやすくなるはず!申し込みは記事下のフォームから。
メールアドレスの登録だけで、カンタンにカタログのダウンロードができます。完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。
お問い合わせやご相談は無料。ぜひこちらからお気軽にご相談ください。
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