【家事ラク技7選】ゴミ出し・詰め替え・子どものおたより整理をしない工夫

整理収納アドバイザーの露重和子です。お客様のご自宅を訪問してお片づけのお手伝いをする、お片づけサポートを中心に、整理収納アドバイザーとして活動しています。

ひとつひとつはどうってことない家事だけど、こなしていかなければならないタスクが多く、気付いたら時間と体力を奪われている「名もなき家事」。そんな「名もなき家事」の負担を軽くするために、わが家で工夫していることを5回の連載にわたって、紹介させていただきます。

第4回目は、掃除・洗濯・料理の三大家事以外の、名前の付けられない、いわゆる名もなき家事の代表格ともいえる、「ゴミ出し・詰め替え・書類整理」の負担を軽くするために、わが家で工夫していることをご紹介します。

>>掃除も洗濯もラクしよう！ 【プロが実践！ 名もなき家事撲滅テクニック】

1. ゴミの分別は各自で行う

ゴミの分別は家族でシェアできるよう、ゴミ箱にゴミの種類とゴミ出しの曜日をラベリングしています。

ラベリングしておくことで、家族のゴミの分別の意識を高め、把握してもらうようにしています。

2. ゴミ袋の替えはゴミ箱の中に収納

ゴミの分別・ゴミ出し・ゴミ袋の設置と、ゴミ出しに関連する作業は、意外とやることが多く地味に面倒。

少しでもラクに行えるように、わが家ではゴミ袋の替えは、ゴミ箱に設置して、ゴミ出しに関連する作業をスムーズに行えるようにしています。

以前は家族にゴミ袋の設置をお願いする際、ゴミ袋の収納場所を伝えることからスタートしていたので、その手間を省くために、まさに使う場所に使うモノを収納する方法を採用しています。家族からも分かりやすいと好評です。

3. ティッシュのストックはティッシュの近くに収納

家族が5人ということもあって、ティッシュの消費量が多いわが家。ティッシュケースの中身はあっという間になくなります。

そこで、最後にティッシュを使った人が、ストックを補充するというルールをもうけています。ストックの補充がスムーズに行えるように、ティッシュのストックは、ティッシュの定位置である、ダイニングテーブルのすぐ横にある収納棚に収納しています。

また、ティッシュケースを透明のモノにして、ティッシュの残量を把握しやすくしています。

4. シャンプー類は詰め替えない

シャンプー・コンディショナー・ボディソープは、詰め替え用のパックをそのままはめて使える、花王の「スマートホルダー®」を活用して、詰め替え作業そのものを手放しました。


つめかえ用ラクラクecoパックを容器にはめ込むだけなので、詰め替え作業のストレスがなくなりました。

5. トイレットペーパーはロールの長いモノを愛用して交換頻度を最小限に

トイレットペーパーの交換頻度を最小限にするために、わが家ではロールの長いモノを活用しています。

日用品を購入するときは、少しでも管理に手間がかからないモノを選ぶようにしています。

6. 不要なDMを投函されないよう「チラシお断りステッカー」を活用

ポストに投函されている不要なDMを処分するのが面倒で、玄関前のポストに「チラシお断りステッカー」を貼って、不要なDMが家に入ってこないようにしています。

本当に必要なお知らせだけがポストに投函されるようになったので、DM類の仕分けの手間が減りました。

7. 子どもの学校のお便りは各自でクリップボードにて管理

子どもたちが毎日持ち帰ってくるお便り。3人分が毎日ともなると、管理が大変です。

そこで、学校から帰ったら、各自クリップボードに挟んでもらうようにしています。クリップボードに挟んで、無印良品の仕切りスタンドに立てかけておけば、目を通したいときにサッと手に取れます。

「名もなき家事」の見える化を！

名もなき家事の代表格ともいえる、「ゴミ出し・詰め替え・書類整理」の負担を軽くするために、わが家で工夫していることをご紹介しました。

少し面倒だな……と感じる名もなき家事。当たり前のように暮らしが回っているのは、家族の誰かが名もなき家事をしているから。気付いた人がするというのが理想ですが、そのためには、名もなき家事を家族に認識してもらうことが大切です。

名もなき家事をできるだけ見える化して、一人で抱え込まずに、家族全員でシェアしていけるよう、前向きに取り組んでくださいね。

今回の記事を読んでくださった読者の方が、もっと肩の力を抜いて家事に取り組んでもいいのかも、と思っていただけたら嬉しいです。

次回は、名もなき家事の負担を軽くするために、手放してよかったモノ・コト・家事シェアの心得をご紹介します。

【プロが実践している家事ラク技とは？】整理収納アドバイザーの家事ラク実践技