鳩や動物のフン害で困る前に! 新築時に考えたい鳥獣被害の予防策

2022.04.15 烏田千洋
わが家のベランダにつがいのキジバトがやってきて、仲睦まじい様子に目を細めていたら……すっかり居付かれてしまってフン害で大変なことに!

そんなことにならぬよう、住まいの鳥獣害対策は早め早めに行いたいもの。

鳥や動物たちも、冬眠から覚めて活動を始めたり、子育てをしたりと活発になる春。戸建て住宅の鳥獣被害と予防策についてご紹介します。


鳥獣害の種類と予防策

大切な住まいに害をなす鳥獣には、どのような種類があるでしょうか。都市部の住宅地でも、意外にさまざまな鳥や獣たちが出没していることに驚きます。

鳩/ツバメ



空から飛来する鳩やツバメ。特にキジバトは、群れずにつがいで仲睦まじく寄り添う姿にほっこりしてしまうかもしれませんが要注意。居心地のよい場所だとみなされて巣を作られてしまうと大変です。

最近では、屋根の上の太陽光パネルの隙間に巣を作ってしまって困ったという声も。巣をつくられてしまうと強い帰巣本能から執着され、フン害に手を焼くことに……。汚い見た目や、衛生上の被害、そして酸性のフンによる建物の被害も気になります。

また、春になるとやってくる渡り鳥のツバメ。幸せを運ぶ鳥として縁起がいいとされますが、こちらも要注意。かわいいけれどフン害がやっかいです。

都道府県知事の許可なく卵やヒナのいる子育て中の野鳥の巣を撤去することは違法。被害を回避するためには、巣作りされる前の対策が重要です。

ベランダや営巣されそうな場所に、テグスやテープ、ネットなどを設置して侵入を防ぐ対策が一般的です。

ネズミ


日本の家屋で見られるネズミは、大型で下や下水溝などにいるドブネズミ、中型で天井や屋根裏にいて家の中に巣をつくる縦移動が得意なクマネズミ、小型で農村環境など自然に近い建物にいるハツカネズミの3種類といわれます。

ネズミに居付かれてしまうと、人間の食べ物が餌とされるほか、フン害や、ペストなどの感染症の媒介、ネズミに寄生するイエダニの被害などが考えられます。また、電源コードや柱などをかじって破損の被害も。

対策の第一は、ネズミに好かれる住環境にしないこと。食物は放置せずケースで保管、生ごみ箱はフタつき容器に。家の中だけでなく、家の外もきれいにしておくことが大切です。

また、ネズミの出入り口になりそうな壁のひび割れ、配管と壁貫通部の隙間、汚れて閉じない換気扇など、ネズミの侵入口になりやすい場所があればふさいでおくこと。金属のタワシやパテ、金網などでふさぐといいようです。

イタチ



イタチは、もともと日本全国の山地や河川敷に生息していたものが、都市部にも生息域が広がり人家に棲みつく被害が増えているといわれています。

わずかな隙間からでも入り込み、壁を登って、軒下や天井裏などの屋内に棲みつきます。1カ所に糞尿をする習性から糞尿の臭いや衛生上の被害、マダニやノミなど寄生虫、夜行性のため夜間の騒音などの被害が考えられます。

また、家内の断熱材(グラスウール)を剥ぎ取って巣材とすることも。

人間を自ら襲うことはないとされますが、凶暴で、追い詰められたり危険を感じると肛門付近から悪臭を放つ分泌液を出すので遭遇してしまっても捕獲しようなどとは思わないほうがよさそう。

予防策は、侵入口となる壁の隙間やエアコンの管、屋根と壁の間の隙間などを、網目の細かい金属製のネットなどでふさぐこと。3cm四方以上の大きさがあれば出入りできてしまうので注意が必要です。

ハクビシン/アライグマ



海外から持ち込まれたものが野生化し、現在では東京23区内の地域でも多数目撃され、被害が増えています。

外壁の継ぎ目、屋根付近などの小さな隙間から屋内へ侵入して棲みつき、溜め込んだ糞尿の悪臭、衛生上の被害、しみ汚れ、ダニやノミなどの害虫の被害を及ぼします。

夜行性で足音や鳴き声の騒音、溜め込んだ糞尿による悪臭、しみ汚れ、ダニやノミなど害虫を発生させます。

ハクビシンは、電線のような細いところもバランスをとって歩くことができます。都心の繁華街・飲食店街で目撃したことがあるという方もいるかもしれません。電線、樹木などの高所を伝って複数のねぐらを渡り歩き、屋根やベランダにフンをしていくことも。

アライグマは、生態系を乱す特定外来生物に指定されています。犬や猫などの餌を狙ってペットを襲ったり、鯉や金魚を食べたり傷つけたりします。また、鋭い爪で引っかいて家屋を破壊して侵入することもあるとか。

被害にあわないためには、家屋への侵入を防ぐために、ネズミやイタチと同様、侵入できそうな隙間をふさぐこと。建物に面した木の枝を切るなど屋根に登りづらくしたり、生ごみやペットが食べ残したエサを放置しないようにするなどの対策が考えられます。

コウモリ



人家に棲みつくコウモリの主食は、昆虫。人を襲うことはなく、蚊や、クモ、ゴキブリなどを食べてくれるので益獣ともいわれますが、家の中に営巣してしまうと困りものです。フン尿による衛生上・健康上の被害や、悪臭、騒音などに悩まされることになります。

コウモリも、他の害獣と同様に、屋内に侵入させないことが重要です。通風口や換気口、換気扇のダクト、室外機のホースを通す穴などの隙間は要注意。通常、施工時に網を掛けたり、パテなどで隙間を埋めてあるものですが、施工不良や破損などで侵入を許してしまう可能性があります。


新築時に考えておきたい予防策


ここで紹介した野生動物たち(いえねずみ類3種:ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ除く)は、自治体の許可なく駆除することが鳥獣保護管理法で禁止されています。安全面、効果、そして法律の観点からも、もし駆除をしなくてはならなくなったら専門の業者に頼みたいものです。

その前に、侵入経路を作らない、太陽光パネルは隙間に侵入できないようネットなどでふさいでおくなど、事前の防護策はしっかりと心がけておきたいところ。家を建てる新築時にこそ、目配り気配りしておきたいですね。

施工不良でできた隙間から害獣の侵入を許してしまった…! なんてことのないように、信頼できる業者に家づくりを託せるようにしましょう。


必要事項をご記入の上、
資料を請求する」を押してください。
は必須入力項目です。

【プライバシーポリシー】

個人情報の利用目的

このフォームに入力いただきました個人情報は、資料のお届けのほかに、以下の目的で利用させて頂く場合がございます。

  1. ①当社事業(不動産分譲事業、注文建築事業)等の営業活動における訪問、ダイレクトメール、電話、電子メールによる勧誘
  2. ②顧客動向調査、商品開発等の為の分析
  3. ③当社の商品やサービスの紹介や宣伝
  4. ④アフターサービス、定期メンテナンスの為の工事委託
  5. ⑤保険媒介代理事業
  6. ⑥ローン媒介代理業務
  7. ⑦その他当社の事業に付帯・関連する事項

その他個人情報の取り扱いについては、当社HPにてご確認ください。
https://www.aidagroup.co.jp/company/info/privacy.html

関連記事

意外とモノが多い「玄関周り」。常にきれいを保つ、オシャレな収納術が知りたい!

2022.5.11

衣替えの必要なし!?「ファミリークローゼット」の収納アイデア実例集

2022.4.28

本当に使いやすい広さって? 知っておきたいウォークインクローゼットの間取り

2022.4.22

家づくり、家族で意見が対立したときはどうする?先輩に聞きました!

2022.4.11

収納力が高い、オシャレなシューズクローゼットをつくるには?

2022.4.8

無駄なく使う、パントリー活用術! 真似したくなる収納アイデア

2022.3.28

この記事を書いた人

烏田千洋

編集・ライター
家の建て替えか、リフォームか迷いつつ情報収集の日々。憧れは、トリプルガラスの樹脂窓と、全自動おそうじ機能付きの換気扇、朝日の入る日当たりのよいお家! 趣味、園芸。日本のいいね!が、見つかるメディア『japonism』編集長