「書庫のある家」を建てたい!本の保管、新築の際に気をつけることは?
「大好きな本に囲まれた生活がしたい」
「子どもの教育のために、いつでも本に触れてもらえる空間を作りたい」
「仕事の資料としてどうしても手放せない本がたくさんある」
「いっそ図書館に住みたい」と考えるほどの本好きさんなら、一戸建てを建てるなら書庫を作りたい! と思うのではないでしょうか。しかし、書庫を作るとなったら、あらかじめ検討しておきたいポイントがいくつかあります。
「書庫のある家」を建てた先輩たちのご意見も聞いてきました!
愛書家ならご存じの通り、「本はたくさんあるととても重い」ものです。
たとえば引っ越しの段ボールの小さいサイズ(35cm四方)に入れられる単行本なら40冊程度。ハードカバーの単行本は1冊約450g程度ですから、450×40=18kgになります。
ここで気になるのが家の床の耐荷重。建築基準法では木造住宅の居室では「180kg/㎡」以上と決められています。もちろんこれは最低限の基準のため、「1㎡に180kg以上のものをのせたらすぐに床が落ちてしまう」というわけではありません。
しかし、35cm四方の段ボールを10個積み重ねたら180kgになる本を、天井まで積み重ねたら……? さらに、本をしっかり収納できる棚を用意すれば、その重量も加わります。
「戸建ての1室を書庫として使いたい」「レールで稼働できる本棚が欲しい」という場合、木造ならできるだけ1階に置きましょう。高い位置に重いものがあるのは、耐震面でも不安があります。
「大量の本を所蔵したい」とお考えなら、その量を設計士さんに相談しておくことをオススメします。
「床が抜けたり建物が傾いたりしたら……」という心配をする必要はない程度の量だから大丈夫! という方も、気をつけておきたいことがあります。
「量は少ないけれど、子どものころから大切にしている本がある」
「ある作家さんの大ファンで、その著作だけはずっと手元に置いておきたい」
「今はもう手に入らない絶版コミックスだけは手放したくない」
こんな方なら、湿気で紙が膨らんでしまったり、本にカビが生えてしまったり、チャタテムシやシミといった害虫が本についたりすることは避けたいですよね。
これらの対策はなんといっても「湿度の管理」です。
段ボールに入れたまま本を保管したり、お風呂やキッチンなど湿気の出やすいところの近くに置いたりするのは避けましょう。もし箱に入れて保管するのなら、プラスチックケースに入れて除湿剤を使う、ひとつの箱に詰め込みすぎないなど、ダニやカビが好まない環境になるようにしてください。
日焼けの原因は直射日光。本棚に直接日が当たらないような場所に配置しましょう。
どうしても避けられない場合、窓に遮光カーテンやブラインドをかける、窓の外にシェードを用意するなど、気をつけておきたいところです。
万が一にも対策しておきましょう。特に気をつけたいのが地震による落下です。
「寝る前にベッドでゆっくり本を読むのが好き」という方も、ベッドサイドに倒れてくるような背の高い本棚を置くことはオススメできません。ハードカバーが落ちてくれば思わぬ怪我をするかもしれませんし、本棚自体が倒れてしまうかもしれません。寝室に本棚を置く際は、腰の高さ程度の低い本棚を選ぶか、転倒防止策を講じるか注意が必要です。
また、廊下を利用して本棚を並べる場合は、本棚から本が落ちないように滑り止めを敷く、落下防止の金具がついているタイプを選ぶなど、避難の際に妨げになりにくいよう気をつけてください。
本棚自体の耐荷重性能も重要です。サイズの合っていない本棚に無理やり詰め込んだり、重量バランスが上の方が重くなるように本を入れたりすると、本棚がたわんだり棚板が割れたりします。特に大きさ・重量のある図鑑や全集などを並べるなら、作り付けの本棚を検討してはいかがでしょうか。
家に書庫を作った先輩たちにお話を伺ったところ、最も大変だったのは「家族の合意をどのように得たか」でした。
多くの愛書家にとって、本は「増えるもの」。今は読まなくても時間ができたらゆっくり読もう、しばらく時間をおいて何度も読み返そう、もう絶版になってしまった本は二度と手に入らないかもしれない、資料としてまとまっているからこそ価値がある……。
とはいえ、読書家でない家族にとっては「これ以上本が増えたら困る!! 」となってしまうのも事実。
書庫を作ることに反対されている愛書家さんたちが家族の合意を得るために最も有効だったのが「処分のルール」をあらかじめ決めておくこと、蔵書にする本の分量について上限を決め、決められた場所以外には本を置かないことを約束することでした。
好きな本に囲まれて、ゆったりとした時間を自宅で楽しむ、最高の時間を過ごすために家族みんなで話し合ってくださいね!
そんな家づくり初心者の方にピッタリなのが、今だけ無料プレゼントしているアイダ設計の家づくりのアイデアやヒントがいっぱい詰まったカタログ『プランスタイルブック』。
無料ダウンロードができ、間取り図と写真・解説が付いているので、さらに理想の住まいがイメージしやすくなるはず!申し込みは記事下のフォームから。
メールアドレスの登録だけで、カンタンにカタログのダウンロードができます。完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。
お問い合わせやご相談は無料。ぜひお気軽にご相談ください。
「子どもの教育のために、いつでも本に触れてもらえる空間を作りたい」
「仕事の資料としてどうしても手放せない本がたくさんある」
「いっそ図書館に住みたい」と考えるほどの本好きさんなら、一戸建てを建てるなら書庫を作りたい! と思うのではないでしょうか。しかし、書庫を作るとなったら、あらかじめ検討しておきたいポイントがいくつかあります。
「書庫のある家」を建てた先輩たちのご意見も聞いてきました!
書庫をつくるときに相談しておきたいこと
愛書家ならご存じの通り、「本はたくさんあるととても重い」ものです。
たとえば引っ越しの段ボールの小さいサイズ(35cm四方)に入れられる単行本なら40冊程度。ハードカバーの単行本は1冊約450g程度ですから、450×40=18kgになります。
ここで気になるのが家の床の耐荷重。建築基準法では木造住宅の居室では「180kg/㎡」以上と決められています。もちろんこれは最低限の基準のため、「1㎡に180kg以上のものをのせたらすぐに床が落ちてしまう」というわけではありません。
しかし、35cm四方の段ボールを10個積み重ねたら180kgになる本を、天井まで積み重ねたら……? さらに、本をしっかり収納できる棚を用意すれば、その重量も加わります。
「戸建ての1室を書庫として使いたい」「レールで稼働できる本棚が欲しい」という場合、木造ならできるだけ1階に置きましょう。高い位置に重いものがあるのは、耐震面でも不安があります。
「大量の本を所蔵したい」とお考えなら、その量を設計士さんに相談しておくことをオススメします。
本の自宅保存で気をつけたいこと
「床が抜けたり建物が傾いたりしたら……」という心配をする必要はない程度の量だから大丈夫! という方も、気をつけておきたいことがあります。
換気と害虫対策
「量は少ないけれど、子どものころから大切にしている本がある」
「ある作家さんの大ファンで、その著作だけはずっと手元に置いておきたい」
「今はもう手に入らない絶版コミックスだけは手放したくない」
こんな方なら、湿気で紙が膨らんでしまったり、本にカビが生えてしまったり、チャタテムシやシミといった害虫が本についたりすることは避けたいですよね。
これらの対策はなんといっても「湿度の管理」です。
段ボールに入れたまま本を保管したり、お風呂やキッチンなど湿気の出やすいところの近くに置いたりするのは避けましょう。もし箱に入れて保管するのなら、プラスチックケースに入れて除湿剤を使う、ひとつの箱に詰め込みすぎないなど、ダニやカビが好まない環境になるようにしてください。
日焼け対策
日焼けの原因は直射日光。本棚に直接日が当たらないような場所に配置しましょう。
どうしても避けられない場合、窓に遮光カーテンやブラインドをかける、窓の外にシェードを用意するなど、気をつけておきたいところです。
地震対策
万が一にも対策しておきましょう。特に気をつけたいのが地震による落下です。
「寝る前にベッドでゆっくり本を読むのが好き」という方も、ベッドサイドに倒れてくるような背の高い本棚を置くことはオススメできません。ハードカバーが落ちてくれば思わぬ怪我をするかもしれませんし、本棚自体が倒れてしまうかもしれません。寝室に本棚を置く際は、腰の高さ程度の低い本棚を選ぶか、転倒防止策を講じるか注意が必要です。
また、廊下を利用して本棚を並べる場合は、本棚から本が落ちないように滑り止めを敷く、落下防止の金具がついているタイプを選ぶなど、避難の際に妨げになりにくいよう気をつけてください。
本棚自体の耐荷重性能も重要です。サイズの合っていない本棚に無理やり詰め込んだり、重量バランスが上の方が重くなるように本を入れたりすると、本棚がたわんだり棚板が割れたりします。特に大きさ・重量のある図鑑や全集などを並べるなら、作り付けの本棚を検討してはいかがでしょうか。
家族の合意を得るために必要なこと
家に書庫を作った先輩たちにお話を伺ったところ、最も大変だったのは「家族の合意をどのように得たか」でした。
多くの愛書家にとって、本は「増えるもの」。今は読まなくても時間ができたらゆっくり読もう、しばらく時間をおいて何度も読み返そう、もう絶版になってしまった本は二度と手に入らないかもしれない、資料としてまとまっているからこそ価値がある……。
とはいえ、読書家でない家族にとっては「これ以上本が増えたら困る!! 」となってしまうのも事実。
書庫を作ることに反対されている愛書家さんたちが家族の合意を得るために最も有効だったのが「処分のルール」をあらかじめ決めておくこと、蔵書にする本の分量について上限を決め、決められた場所以外には本を置かないことを約束することでした。
好きな本に囲まれて、ゆったりとした時間を自宅で楽しむ、最高の時間を過ごすために家族みんなで話し合ってくださいね!
初めての家づくり。どんなアイデアがある?
家づくりは、初めてのことが盛りだくさん。趣味やデザインはもちろんですが、家事がラクになる間取りにしたい! 収納スペースはどれくらいあればいいの? など、お悩みもたくさん出てきてしまいますよね。そんな家づくり初心者の方にピッタリなのが、今だけ無料プレゼントしているアイダ設計の家づくりのアイデアやヒントがいっぱい詰まったカタログ『プランスタイルブック』。
無料ダウンロードができ、間取り図と写真・解説が付いているので、さらに理想の住まいがイメージしやすくなるはず!申し込みは記事下のフォームから。
メールアドレスの登録だけで、カンタンにカタログのダウンロードができます。完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。
お問い合わせやご相談は無料。ぜひお気軽にご相談ください。
必要事項をご記入の上、
「資料を請求する」を押してください。
※は必須入力項目です。
【プライバシーポリシー】
個人情報の利用目的
このフォームに入力いただきました個人情報は、資料のお届けのほかに、以下の目的で利用させて頂く場合がございます。
- ①当社事業(不動産分譲事業、注文建築事業)等の営業活動における訪問、ダイレクトメール、電話、電子メールによる勧誘
- ②顧客動向調査、商品開発等の為の分析
- ③当社の商品やサービスの紹介や宣伝
- ④アフターサービス、定期メンテナンスの為の工事委託
- ⑤保険媒介代理事業
- ⑥ローン媒介代理業務
- ⑦その他当社の事業に付帯・関連する事項
その他個人情報の取り扱いについては、当社HPにてご確認ください。
https://www.aidagroup.co.jp/company/info/privacy.html