2階が暑い? トイレが寒い? 家の温度差に悩んでいるなら必見! 住宅の断熱性能を体感してみた

2021.08.27 烏田千洋
間取りインテリア、外観にもこだわった素敵な家でも、冷暖房の効きが悪く、暑さや寒さに悩みながら暮らす家なんて、理想のわが家とは言えませんよね。

そんな目に見えない家の快適性を左右するのが、住宅の“断熱性能”。断熱性能によって、お家の暮らしやすさは格段に変わるということなのですが、どれほどの差があるのでしょう?

お家の断熱性能を、目で見て体感できる『LIXIL 快適暮らし体験 住まいStudio』で、実際に体験してきました!


まるで断熱のテーマパーク!『住まいStudio』とは?

『LIXIL 快適暮らし体験 住まいStudio』(以下、住まいStudio)は、建材メーカーのLIXIL(リクシル)が運営する高性能住宅を体感できる施設です。

LIXILでは、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする脱炭素社会を目指し、新築住宅向けの断熱材をハウスメーカーと共同開発したり、既存住宅の断熱性能向上のための工法・サービスを開発するなど、住宅からの二酸化炭素排出を削減するためにさまざまな事業を推進しています。

その一環として、断熱を体感できる施設『住まいStudio』を東京と大阪で開設。今回は、東京の施設にお邪魔しました。

『住まいStudio』では、冬場の外気温0℃での室内の寒さの違いを断熱性能別に体験できる「冬体感」コーナーと、夏の強烈な日差しへの対策効果を体験できる「夏体感」コーナーの二つに大きく分かれていて、全体を通して通常約60分間のプログラムを体験できます。

通常の体験プログラム
  1. イントロ映像の鑑賞
  2. 冬体感(室内)
  3. 冬体感(室外:0℃)
  4. 夏体感(室外)
  5. 比較
  6. まとめ


体感! 寒さの違いが、サーモグラフィーで一目瞭然

冬体感コーナーは、断熱性能別(省エネルギー基準別)に、「昔の家(昭和55年基準)」「今の家(平成28年基準)」「これからの家(HEAT 20 G2※)」の3つの個室に分かれています。
※居住者の健康維持と快適性向上を主目的として民間団体・有識者で設立された委員会(HEAT20「2020年を見据えた住宅の高断熱禍技術開発委員会」) で定めたより高い基準

まるで集合住宅のようにお部屋がズラリ! 

各個室とも、リビング・廊下・トイレの間取りが再現されていて、リビングは同じ機種のエアコンで、同じ20℃設定で暖房されているとのこと。

昔の家(昭和55年基準)


まずは、昭和55年(1980年)基準の「昔の家」から体感していきます。

インテリアが昭和レトロで、ほっこり。

リビングに一歩足を踏み入れると、エアコンがガンガンかかっているのに、なんだかひんやり。足元からは冷気が這い上がってきてゾクゾクします。

部屋の中にはモニターがあり、サーモグラフィーで室温が可視化されています。さっそくチェックしてみると、足元が完全にブルー。の温度は16℃でした。


ところで、古い家では、断熱性の課題から家の中での温度差が激しく、たとえば温まった居間からトイレに行った際などの急激な温度変化による血圧の乱高下といった、いわゆるヒートショック現象が問題になっているのをご存じでしょうか。

この冬体感コーナーでは、まさにコレがソレ! という温度差を体感できます。

リビングからドアで仕切られた廊下に続くトイレ。暖房されていないトイレの寒いことといったら!  体感としては、まるで外気そのままのような寒さでした。

今の家(平成28年基準)


続いては、平成28年(2016年)基準の「今の家」。国によって定められている現在の最低限の省エネルギー基準に基づく断熱性能の家です。

インテリアが流行りの北欧風に。

さきほどの「昔の家」に比べれば、暖かくはなったけれども快適とは言いがたい室温です。新築でこの家に住むことになったら、かなり残念な印象です……。

床の温度は、18℃。サーモグラフィーで確認すると、床はエメラルドグリーンになっており、「昔の家」と比べると温度が上昇していることは分かります。


ただ、壁と床の継ぎ目や、2003年から設置が義務化された24時間換気システムで換気している壁の一部(腰窓の右上)は黒に近い濃いブルーと低温であることが見て取れます。断熱材の隙間から入り込んでくる冷気や、換気システムで取り入れられた外気で冷えてしまっているのです。

これからの家(HEAT 20 G2)


最後に体験するのは「これからの家」。より快適性を追求して民間で定められた省エネ基準に基づく断熱性能の家です。

特に照明が未来ぽいデザインになった。

床温度は18℃で、サーモグラフィーでも暖かいオレンジ色になったことが確認できます。足元から這い上がるような冷気もなく、24時間換気システムも進化した熱交換システムになっており、冷たい外気そのままではなく、排気する室内の空気の熱を取り入れて温められているので冷えの原因になりません。


最後に各部屋のサーモグラフィーを一覧して比べてチェック。見事にブルーからオレンジへと変わっているのがよく分かりますね。

左下から反時計回りに、「昔の家」「今の家」「これからの家」

目で見て体感! 断熱材の違い

施設内には、各部屋の断熱材の構造を確認できる模型があり、比べて見ることができます。


上写真の向かって右の「昔の家」の断熱は、グラスウールの断熱材が壁の中に入っていますが、なんだかスカスカ。それに比べて、一番左の「これからの家」は、硬質ウレタンフォームの断熱材でみっちりとカバーされている上に、床下の基礎部分や屋根の下にもばっちり断熱材が張り巡らされています。

この違いが、先ほど体感した室温の差につながっているのですね。


夏には直射日光を遮る家づくりの工夫

このほか「夏体感」コーナーでは、夏の強烈な日差しを遮る家づくりの工夫を体感することができます。

断熱性の高い家は、今の季節に気になる夏の暑さにも有効と言われます。特に天井断熱などは、目に見えないからと予算をケチって、住み始めた後に2階が暑くて暑くて後悔…なんて声もよく聞きます。

暮らし始めてから後悔しても取り返しがつかない断熱性能こそ、家を建てる上でしっかりと考慮しておきたいものです。

理想の家を建てるなら、ぜひみなさんも体感しにお出かけしてみては?

>> より詳しい『住まいStudio』体験レポートはコチラ!
断熱性能で家の暖かさ、寒さはどう変わる? LIXILで冬暖かく夏涼しい家を体験してきました!


家づくりアイデアカタログをプレゼント!

「理想の家」と言っても、なかなかイメージしづらいのが正直なところ。そんなときには、色々な家づくりのアイデアを見ながらイメージを膨らませるのがオススメです。

今なら、LIXILと共同開発した断熱材を取り入れた完全自由設計の注文住宅で全国展開するハウスメーカー・アイダ設計の家づくりカタログ『プランスタイルブック』を無料プレゼント中です。 無料ダウンロードができ、間取り図と写真・解説が付いているので、さらに理想の住まいがイメージしやすくなるはず!

在宅勤務の作業スペースにもピッタリなリビングプライベートコーナー

こだわりのおでくつろぎの時間が過ごせるパーティーテラス

申し込みは記事下のフォームから。メールアドレスの登録だけで、カンタンにカタログのダウンロードができます。

完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。

お問い合わせやご相談は無料。ぜひお気軽にご相談ください。


必要事項をご記入の上、
資料を請求する」を押してください。
は必須入力項目です。

【プライバシーポリシー】

個人情報の利用目的

このフォームに入力いただきました個人情報は、資料のお届けのほかに、以下の目的で利用させて頂く場合がございます。

  1. ①当社事業(不動産分譲事業、注文建築事業)等の営業活動における訪問、ダイレクトメール、電話、電子メールによる勧誘
  2. ②顧客動向調査、商品開発等の為の分析
  3. ③当社の商品やサービスの紹介や宣伝
  4. ④アフターサービス、定期メンテナンスの為の工事委託
  5. ⑤保険媒介代理事業
  6. ⑥ローン媒介代理業務
  7. ⑦その他当社の事業に付帯・関連する事項

その他個人情報の取り扱いについては、当社HPにてご確認ください。
https://www.aidagroup.co.jp/company/info/privacy.html

関連記事

空間を有効に活用!「スキップフロア」を取り入れた間取りのインスタ実例集

2021.9.20

快適でおしゃれな「ワークスペース」のためのアイデア、インスタ実例集

2021.9.8

何気にインテリアの印象に影響大!「巾木」でオシャレになるアイデア実例集

2021.8.25

オシャレすぎる「階段デザイン」に注目!思わず真似したくなるアイデア実例集

2021.8.11

家を建てるなら「日当たり」がいいのが正解? オススメの方角とは

2021.8.10

おしゃれなスペースが急増中!今注目の「階段下」を活用したアイデア実例集

2021.7.21

この記事を書いた人

烏田千洋

編集・ライター
家の建て替えか、リフォームか迷いつつ情報収集の日々。憧れは、トリプルガラスの樹脂窓と、全自動おそうじ機能付きの換気扇、朝日の入る日当たりのよいお家! 趣味、園芸。日本のいいね!が、見つかるメディア『japonism』編集長