思ったより廊下が狭い!? それ規格寸法のせいかも。尺モジュールとメーターモジュールの違い

2021.07.23 烏田千洋
さまざまな理想や暮らしやすさを叶えることができる、注文住宅での家づくり

しかし、当然ながらすべてが“自由”というわけにはいきません。

家づくりの規格寸法には2種類あり、どちらを採用するかによって部屋の広さや廊下の幅なども変わるということはご存じですか?


注文住宅では、施主が間取りを自由に考える理想の家づくりができますが、基本となる規格寸法は決まっています。

思ったより「狭かった」もしくは「広かった」なんてことのないように、基本となる規格寸法をしっかりおさえておきましょう。


家づくりの規格寸法「モジュール」

家を作る際の規格寸法は「モジュール」といいます。

モジュールは、家を設計する際に基本となる規格化された単位で、「尺モジュール」と「メーターモジュール」の2種類があります。

「尺モジュール」とは


尺モジュールとは、3尺(910mm)を基本の長さとする規格で、日本で昔から採用されてきたものです。現在も在来工法では、この尺モジュールを採用する場合が多いようです。

「メーターモジュール」とは


メーターモジュールとは、1m(1000mm)を基本の長さとする規格です。近年、大手ハウスメーカーを中心に採用が増えているといわれています。


「尺モジュール」と「メーターモジュール」の違い


尺モジュールとメーターモジュールを比べると、基本の長さが尺モジュールよりもメーターモジュールのほうが90mm長いため、同じ間取りでもメーターモジュールの方が面積が広くなります。

たとえば廊下の幅なら、尺モジュールで91cm、メーターモジュールで1mとなり、実際の幅に両者で違いがあるのです。


どちらを選択するべき?

どちらを採用するか、それはハウスメーカーや工務店など業者によってどちらか一択の場合もありますし、施主が選択できる場合もあるようです。

「大型の輸入家具を置きたい」「車椅子を利用する」などを想定するなら、よりゆとりのある空間づくりが叶うメーターモジュールが適しているかもしれません。ただ尺モジュールでも、「モジュール」を理解していれば、あらかじめ基本の3尺以上の廊下幅をリクエストするなど対応は可能でしょう。

昔ながらの尺モジュールの場合、黙っていると基本的な空間サイズはメーターモジュールに比べて狭くなるので大型家具が入らない、置けないということが考えられます。一方、多くの建材や建具などが尺モジュールの規格に沿っているため、コスト面でメリットがある可能性があります。

家づくりにおいて何を重視するのかをしっかり踏まえた上で、最適な選択ができるようにしたいですね。


間取り図を見る時の注意


注意しておきたいのが、間取り図面上で廊下の幅や部屋の広さをを確認するときの見方です。

寸法には「芯々寸法」と「有効寸法」があり、壁や柱などの部材の中心から中心までの長さを「芯々寸法」、壁の厚さやドアを開いたときのドアの厚みなどを引いた、実際に物を通せる寸法が「有効寸法」です。

上の廊下の寸法(尺モジュールで91cm、メーターモジュールで1m)は、一般的な芯々寸法の例です。この場合、有効寸法では尺モジュールで78cm、メーターモジュールでは87cmとなります。数字上はほんの少しの微差とも思える違いが、いざ暮らしてみると住みやすさ使いやすさに大きく影響するといわれますのでぜひ注意してみてください。


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この記事を書いた人

烏田千洋

編集・ライター
家の建て替えか、リフォームか迷いつつ情報収集の日々。憧れは、トリプルガラスの樹脂窓と、全自動おそうじ機能付きの換気扇、朝日の入る日当たりのよいお家! 趣味、園芸。日本のいいね!が、見つかるメディア『japonism』編集長