注文住宅・新築一戸建てで後悔したこと~分譲地編~
「分譲地」とは、不動産会社や住宅メーカーなどが、大きな邸宅や古い工場などがあった広い土地を整備し、戸建て向けの大きさに区画整理して販売する土地のこと。
各戸で共有する私道やごみステーションが美しく整備されていたり、小学校への通学路が整備されたりといった大規模開発の分譲地から、2~3戸程度の分譲地まで規模はさまざまです。
そんな「分譲地を購入したことがある人」を自分の身近な人から探そうとすると、意外と見つけられず体験談を聞けなくて残念……という方が多いのではないでしょうか。
ienyの大人気企画、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」から、今回は分譲地編をお届け! なかなか聞けない家づくりの先輩たちの体験談、ぜひ参考にしてください!
わが家が購入したのは、大型商業施設開業に合わせ、もともと広い雑木林が広がっていたエリアを開発した大型分譲地でした。それまでは何もないエリアだったため地価も手ごろで、何より「これからすべてが新しくできる街」に惹かれて購入を決意。
電線もすべて地下に埋設され、道幅も広く、高台の地盤の固いところで水害にも地震にも強いとよいところがたくさんあって、大満足の土地が手に入ったな! とうれしかったです。
基本的には満足しているのですが、1点だけ「大規模開発分譲地」ならではの欠点だな……。と思うことがあります。
それが、一斉に新規発売を開始した建築条件なしの開発分譲地で、初期に申し込みをした場合は特に「隣近所にどんな外観の家が建つかわからない」ということです。
結局各家の外観で街の雰囲気って大きく変わりますし、隣の家の窓がどちらを向いているのか、換気扇やクーラーの室外機置場をどこにしているか、庭を広くとるのか敷地ギリギリまで家を建てるのか、そういう情報が事前には一切わかりません。
そういう意味で、「そういうことならこっちで工夫したのに……」という後悔が生まれやすいです。幸いわが家では対応可能な範囲内だったのでよかったですが、ご近所さんに「二階のインナーバルコニーが隣家の子ども部屋の窓と向かい合わせのうえに近すぎて、使いにくくて残念」という方がいらっしゃいました。とはいえ、お隣さんに「どんな図面ですか? 」なんて確認できませんからね……。
(Aさん・大手ハウスメーカーで注文住宅を建てて3年)
大きな駐車場があった会社がなくなって、その跡地が分譲住宅地として売りに出された1区画を購入しました。都心部ならマンションでも建つのだと思いますが、この辺りは戸建てが中心だし、そもそもマンションが必要なほど人も多くないので(笑)
30戸くらいの区画に分かれて販売されたのですが、もちろん一気に完売することもなく、ぽつんぽつんと工事が始まっていく……という感じでしたね。わが家も購入は早い方だったと思いますが、実はまだ2区画残っています。つまり、私が引っ越してきてから少なくとも2年、ずっと近所に「工事中の家」があるということです。
これはもうお互いさまなので文句も言えませんが、新築戸建てを建てるとなれば2カ月はいろいろと工事関係者の出入りもあるし、音が出る工事も続きます。もちろん夜までうるさいなんてことはありませんが、最近は夫が家でリモートワークをする日も増えているので、「工事うるさいなあ」なんてイライラが出てしまうときも。
特に、売り出し期間を何回かに分けるような大規模開発の場合は、あらかじめ「仕方がないことだ」と納得してた上で購入した方がよいと思います。
(Bさん・地元工務店で一戸建てを建築後2年)
家が建てやすい区画に整備された分譲地。ですが、すべての宅地が同じ条件、同じ価格ではありません。場合によっては旗竿地もありますし、大きさも少しずつ変わります。
わが家では、土地代金が1割ちょっと高い南東に開いた角地の区画と、その隣の両側に家が建つ区画のどちらにしようか相当悩みました。日当たりのよさは後からは手に入らないけれど、道路からの視線を考えると両サイドに建物があったほうがむしろよいかも? 何しろ値段が百万円単位で違ってくるわけで……。
結局、抽選日に申し込んだのは安い方の区画。同じ抽選日に角地の区画も買い手がついたようなので、もしもわが家が申し込んでいたとしてもダメだったかもしれません。
これでよかったんだ……と、いつもは思っているものの、冬の洗濯物が乾きにくいシーズンなどにふと「やっぱりあちらの区画にしておけば洗濯物の乾きも違ったのかな」なんて考えてしまうんですよね。こればかりは引きずりがちな性格の自分のせいですが、ローン完済したら「やっぱり早く終わってよかった! 」と思えるかな、と期待しています。
(Cさん・大手ハウスメーカーの分譲戸建て購入後2年)
販売主によって、ハウスメーカーが指定されている「建築条件付き土地」などもあります。日当たりのいい方角向きや角地など、人気の区画を押さえたいなら早めの情報収集が吉! ですよ。
地域ごとに土地開発に力を入れている不動産会社があれば、最新情報を提供してもらえるよう依頼してみてはいかがでしょうか。
初めての家づくりは、分からないこともやらなくてはいけないことも盛りだくさん。プロのアイデアを教えてもらいたい! ……なんてこともありますよね。
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各戸で共有する私道やごみステーションが美しく整備されていたり、小学校への通学路が整備されたりといった大規模開発の分譲地から、2~3戸程度の分譲地まで規模はさまざまです。
そんな「分譲地を購入したことがある人」を自分の身近な人から探そうとすると、意外と見つけられず体験談を聞けなくて残念……という方が多いのではないでしょうか。
ienyの大人気企画、「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」から、今回は分譲地編をお届け! なかなか聞けない家づくりの先輩たちの体験談、ぜひ参考にしてください!
隣近所にどういう家が建つのかわからない
わが家が購入したのは、大型商業施設開業に合わせ、もともと広い雑木林が広がっていたエリアを開発した大型分譲地でした。それまでは何もないエリアだったため地価も手ごろで、何より「これからすべてが新しくできる街」に惹かれて購入を決意。
電線もすべて地下に埋設され、道幅も広く、高台の地盤の固いところで水害にも地震にも強いとよいところがたくさんあって、大満足の土地が手に入ったな! とうれしかったです。
基本的には満足しているのですが、1点だけ「大規模開発分譲地」ならではの欠点だな……。と思うことがあります。
それが、一斉に新規発売を開始した建築条件なしの開発分譲地で、初期に申し込みをした場合は特に「隣近所にどんな外観の家が建つかわからない」ということです。
結局各家の外観で街の雰囲気って大きく変わりますし、隣の家の窓がどちらを向いているのか、換気扇やクーラーの室外機置場をどこにしているか、庭を広くとるのか敷地ギリギリまで家を建てるのか、そういう情報が事前には一切わかりません。
そういう意味で、「そういうことならこっちで工夫したのに……」という後悔が生まれやすいです。幸いわが家では対応可能な範囲内だったのでよかったですが、ご近所さんに「二階のインナーバルコニーが隣家の子ども部屋の窓と向かい合わせのうえに近すぎて、使いにくくて残念」という方がいらっしゃいました。とはいえ、お隣さんに「どんな図面ですか? 」なんて確認できませんからね……。
(Aさん・大手ハウスメーカーで注文住宅を建てて3年)
分譲期間が長い=工事期間も長いということ
大きな駐車場があった会社がなくなって、その跡地が分譲住宅地として売りに出された1区画を購入しました。都心部ならマンションでも建つのだと思いますが、この辺りは戸建てが中心だし、そもそもマンションが必要なほど人も多くないので(笑)
30戸くらいの区画に分かれて販売されたのですが、もちろん一気に完売することもなく、ぽつんぽつんと工事が始まっていく……という感じでしたね。わが家も購入は早い方だったと思いますが、実はまだ2区画残っています。つまり、私が引っ越してきてから少なくとも2年、ずっと近所に「工事中の家」があるということです。
これはもうお互いさまなので文句も言えませんが、新築戸建てを建てるとなれば2カ月はいろいろと工事関係者の出入りもあるし、音が出る工事も続きます。もちろん夜までうるさいなんてことはありませんが、最近は夫が家でリモートワークをする日も増えているので、「工事うるさいなあ」なんてイライラが出てしまうときも。
特に、売り出し期間を何回かに分けるような大規模開発の場合は、あらかじめ「仕方がないことだ」と納得してた上で購入した方がよいと思います。
(Bさん・地元工務店で一戸建てを建築後2年)
「やっぱり違う区画にすればよかった」と後悔が長引いてしまう
家が建てやすい区画に整備された分譲地。ですが、すべての宅地が同じ条件、同じ価格ではありません。場合によっては旗竿地もありますし、大きさも少しずつ変わります。
わが家では、土地代金が1割ちょっと高い南東に開いた角地の区画と、その隣の両側に家が建つ区画のどちらにしようか相当悩みました。日当たりのよさは後からは手に入らないけれど、道路からの視線を考えると両サイドに建物があったほうがむしろよいかも? 何しろ値段が百万円単位で違ってくるわけで……。
結局、抽選日に申し込んだのは安い方の区画。同じ抽選日に角地の区画も買い手がついたようなので、もしもわが家が申し込んでいたとしてもダメだったかもしれません。
これでよかったんだ……と、いつもは思っているものの、冬の洗濯物が乾きにくいシーズンなどにふと「やっぱりあちらの区画にしておけば洗濯物の乾きも違ったのかな」なんて考えてしまうんですよね。こればかりは引きずりがちな性格の自分のせいですが、ローン完済したら「やっぱり早く終わってよかった! 」と思えるかな、と期待しています。
(Cさん・大手ハウスメーカーの分譲戸建て購入後2年)
情報収集が肝心! 分譲宅地での家づくり
きれいに整地された土地と建築しやすい区画が魅力の分譲地。販売主によって、ハウスメーカーが指定されている「建築条件付き土地」などもあります。日当たりのいい方角向きや角地など、人気の区画を押さえたいなら早めの情報収集が吉! ですよ。
地域ごとに土地開発に力を入れている不動産会社があれば、最新情報を提供してもらえるよう依頼してみてはいかがでしょうか。
家づくりの間取りアイデアはアイダ設計におまかせ!
初めての家づくりは、分からないこともやらなくてはいけないことも盛りだくさん。プロのアイデアを教えてもらいたい! ……なんてこともありますよね。
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完全自由設計の注文住宅をローコストで実現するアイダ設計なら、こうしたアイデアの提案が得意。経験豊富な設計士が一から図面を起こすので、さまざま工夫が敷地の面積や形にあった形で実現できます。
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