【一級建築士が解説】“業者任せ”で後悔しがち! 注文住宅の照明とコンセントの決め方
注文住宅の家づくりは、プランの検討段階では次から次へと判断と決断の連続。
業者との打ち合わせも回数を重ね、集中力も途切れがちになってきた頃にうっかり業者任せにして後から猛烈後悔なんてことはよく聞く話……。
そんなことにならないよう、家づくりの先輩たちがつまずいたポイントを一級建築士の拝藤チサトさんに解説していただきます!
寄稿連載第5回は、照明とコンセントについて。後悔のない選択の秘訣とは?
【これまでの連載はこちらをチェック! 】
インテリアが決まったら、もう8割の作業が終わったー! という表情の施主様が多いのですが、実はこれは100m走でいうなら60mです。
“もう8割”ではない!! まだなのよ~~!!
でも、ここで集中力がぷつんと切れちゃう方が多いんです。
この部分こそ、真剣に取り組む必要があります。後から一番大きく後悔したという声を多く聞くのもここなのです。
たとえば、
「ダイニング上はペンダントライトがいいな」
「玄関はダウンタイトで、靴箱の下は間接照明がいいな」
などですね。
インテリア検討の段階で自然に決まった照明計画以外のすべてを、見直していきましょう。
照明計画でよくある失敗は、
といったものが挙げられます。
これは、照明プランナーに計算してもらいましょう。今は気にならなくても、年齢を重ねていくと見えにくくなることもあります。
少し先の未来を考えて照度計算することも重要です。
トイレの照明や、玄関の照明など『短時間の滞在になる部屋』では、センサーライトの採用が主流になっています。スーパーの買い物袋を両手に持って、電気をつけて……というときに、自然と電気が点いたら有難いですよね。
納戸やWICL(ウォーク・イン・クローゼット)などの照明も、消し忘れしやすいという理由から、予め人感センサーにするのもオススメ。
また、リビングやベッドルームでは雰囲気を演出したり、部屋の役割によって調光できるモノが人気です。
リビングは日中は明るく。子どもが寝静まった後、夫婦でワインを飲みながら映画を見るときには、オレンジの光にして、照度も落として……といった具合です。
ダイニングテーブルやベッドは、新築時点でサイズやデザインが決まっていないという方がほとんど。
実際に家具を家に配置するタイミングでは、平面図で見てダイニングテーブルのちょうど中央に吊りたい、という欲求が生まれやすいです。
ここを事前に想像して、照明計画を立てておくことが重要です。
これは、ベッド周りの照明プランも同様です。
特にブラケットライトやペンダントライトは、後からの位置変更は簡単にできませんので、ご注意ください。
最後に、シャンデリアなどは豪華で素敵ですが、お手入れをせずに埃がかぶることが安易に想像できるという方は……。
お手入れの頻度も考えて、照明は選びましょうね。
住宅の建築計画では、一般的に各部屋の対面にコンセントが配されますが、ここ5年で電源供給を必要とするアイテムが家の中に急増しました。
小学生のお子さんをもつ親御さんのなかで『一人一台タブレット』を想像できた人って何割いるのでしょう。
「冷蔵庫の裏にコンセントを配備する」というプランは、100%の設計士が提案してくれますが、小さな家電はご家庭によってそれぞれ違います。
ですので、施主様さまのプランニングが重要になってくるのです。
コンセントの施主様プランを漏れなくするために、やるといいことは3つ。
たとえば……
また、たとえば……
またまた、たとえば……
アロマディフューザーや加湿器、お掃除ロボットやスティック掃除機……いまやたくさんの家電が家の中に存在します。
漏れなくピックアップしてください。
筆者の考えでは、WICLや廊下の収納の中にも、コンセントがある方がいいと思いますよ! 部屋の真ん中にも1カ所あると便利です(扇風機とかね)。
また、意外と忘れやすいのが『高さの指定』です。
一般的には、床の高さから25cmの位置にコンセントを設置しますが
スティック掃除機を充電するなら、その高さで本当にいいの?
ホットプレートを家族で囲むなら、その高さで本当にいいの?
といった見過ごしのないように、ご注意ください。
家づくりで知っておきたい工夫を、ぎゅぎゅっとまとめました。
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業者との打ち合わせも回数を重ね、集中力も途切れがちになってきた頃にうっかり業者任せにして後から猛烈後悔なんてことはよく聞く話……。
そんなことにならないよう、家づくりの先輩たちがつまずいたポイントを一級建築士の拝藤チサトさんに解説していただきます!
寄稿連載第5回は、照明とコンセントについて。後悔のない選択の秘訣とは?
【これまでの連載はこちらをチェック! 】
ヘトヘトで流しやすい【照明・コンセントの罠】
前回は、理想のインテリアの見つけ方を解説しました。インテリアが決まったら、もう8割の作業が終わったー! という表情の施主様が多いのですが、実はこれは100m走でいうなら60mです。
“もう8割”ではない!! まだなのよ~~!!
でも、ここで集中力がぷつんと切れちゃう方が多いんです。
この部分こそ、真剣に取り組む必要があります。後から一番大きく後悔したという声を多く聞くのもここなのです。
照明計画のよくある失敗例
インテリアのプランの中で自然と「この形式の照明がいいな」が決まる場所もあるでしょう。たとえば、
「ダイニング上はペンダントライトがいいな」
「玄関はダウンタイトで、靴箱の下は間接照明がいいな」
などですね。
インテリア検討の段階で自然に決まった照明計画以外のすべてを、見直していきましょう。
照明計画でよくある失敗は、
- 「思っていたより、明るすぎた・暗すぎた」という【照度について】
- 「調節できたらよかった、自動で点灯すればよかった」といった【機能のこと】
- 「テーブルのちょうど上にこない、ベッド置いたら照明との配置が変」など【家具配置との関係不一致】
といったものが挙げられます。
照度のこと
これは、照明プランナーに計算してもらいましょう。今は気にならなくても、年齢を重ねていくと見えにくくなることもあります。
少し先の未来を考えて照度計算することも重要です。
機能のこと
トイレの照明や、玄関の照明など『短時間の滞在になる部屋』では、センサーライトの採用が主流になっています。スーパーの買い物袋を両手に持って、電気をつけて……というときに、自然と電気が点いたら有難いですよね。
納戸やWICL(ウォーク・イン・クローゼット)などの照明も、消し忘れしやすいという理由から、予め人感センサーにするのもオススメ。
また、リビングやベッドルームでは雰囲気を演出したり、部屋の役割によって調光できるモノが人気です。
リビングは日中は明るく。子どもが寝静まった後、夫婦でワインを飲みながら映画を見るときには、オレンジの光にして、照度も落として……といった具合です。
家具配置との関係不一致のこと
ダイニングテーブルやベッドは、新築時点でサイズやデザインが決まっていないという方がほとんど。
実際に家具を家に配置するタイミングでは、平面図で見てダイニングテーブルのちょうど中央に吊りたい、という欲求が生まれやすいです。
ここを事前に想像して、照明計画を立てておくことが重要です。
これは、ベッド周りの照明プランも同様です。
特にブラケットライトやペンダントライトは、後からの位置変更は簡単にできませんので、ご注意ください。
最後に、シャンデリアなどは豪華で素敵ですが、お手入れをせずに埃がかぶることが安易に想像できるという方は……。
お手入れの頻度も考えて、照明は選びましょうね。
コンセント計画はシチュエーションを考え尽くすべし。
コンセントのプランニングは、実に頭を悩ませるものです。住宅の建築計画では、一般的に各部屋の対面にコンセントが配されますが、ここ5年で電源供給を必要とするアイテムが家の中に急増しました。
小学生のお子さんをもつ親御さんのなかで『一人一台タブレット』を想像できた人って何割いるのでしょう。
「冷蔵庫の裏にコンセントを配備する」というプランは、100%の設計士が提案してくれますが、小さな家電はご家庭によってそれぞれ違います。
ですので、施主様さまのプランニングが重要になってくるのです。
コンセントのプランニングのポイント3つ
コンセントの施主様プランを漏れなくするために、やるといいことは3つ。
- まずは家電アイテムを家づくりノートにすべてリストアップする
- そして、「それらをどこで充電するのか」を書きだす
- どこにこだわるのか、何を大事にしたいか、を書きだす
たとえば……
- エアコン
- 常にコンセントに接続、リビング
- 200ボルト、なるべくソファに座ったときに見えにくい場所に
また、たとえば……
- 子どものタブレッド
- いまはリビング、寝ている間に充電
- いまはリビング(来客時に見えにくい場所)、将来は子ども部屋
またまた、たとえば……
- 電動自転車の充電器
- 玄関か廊下
- ルンバの掃除で邪魔にならないように、来客から見えないように
アロマディフューザーや加湿器、お掃除ロボットやスティック掃除機……いまやたくさんの家電が家の中に存在します。
漏れなくピックアップしてください。
筆者の考えでは、WICLや廊下の収納の中にも、コンセントがある方がいいと思いますよ! 部屋の真ん中にも1カ所あると便利です(扇風機とかね)。
また、意外と忘れやすいのが『高さの指定』です。
一般的には、床の高さから25cmの位置にコンセントを設置しますが
スティック掃除機を充電するなら、その高さで本当にいいの?
ホットプレートを家族で囲むなら、その高さで本当にいいの?
といった見過ごしのないように、ご注意ください。
家づくりのアイデア満載のカタログをプレゼント!
全国に展開するハウスメーカー・アイダ設計が提案する間取りアイデア集には、キッチンや家事スペースのアイデアも盛りだくさん!家づくりで知っておきたい工夫を、ぎゅぎゅっとまとめました。
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