注文住宅で防災に備える間取りとは? 平常時も非常時も安心な工夫

2021.03.11 烏田千洋
注文住宅での家づくりは、お金の心配からプランの検討、インテリアに外壁、照明コンセントの位置等々……決めることが山ほど。

日常の暮らし方を考えるだけで手一杯で、非常時のことまでは気が回らないものですが、ぜひ併せて考えておきたいのが災害への備え。


災害への備えというと、日常生活では役に立たなかったり、邪魔になったりというイメージがありますが、近年注目されているのが“備えない防災”フェーズフリーという考え方。

心地よい日常生活と、災害への備えにも配慮した家づくりのアイデアをご紹介します。


備えない防災「フェーズフリー」とは?

「フェーズフリー」とは、社会起業家の佐藤唯行氏が提唱した、平常時・災害時というフェーズを取っ払って、日常の生活の質を損なわずに災害にも備えようという考え方です。

平常時・災害時という2つのフェーズ(社会の状態)に関わらず、常に適切な生活の質を確保しようとする新しい考え方。
それが『フェーズフリー』です。
住宅に限らず、いつも使っている身のまわりの商品・サービスが、「もしも」の時にも役に立つものであること。

この考え方にもとづき、フェーズフリー住宅のほか、さまざまな商品・サービス、公共施設などが生まれています。


「フェーズフリー住宅」とは?

フェーズフリーの考え方を取り入れた家づくりでは、5段階の災害対応のサイクルを想定しながら、平常時と災害時のどちらにも役立つ住まいを考えます。

災害対応のサイクル
  1. 災害予知、早期警報
  2. 災害発生
  3. 被害評価
  4. 災害対応
  5. 復旧
 
フェーズフリー建築の普及・啓蒙事業を行うフェーズフリー建築協会では、災害対応のそれぞれの段階に応じて次のような例を提案しています。

たとえば、大きながあり、普段から自然を感じる開放感のある住まいは、「災害予知、早期警報」の段階で、天候の急変など危険の接近をすばやく察知できる住まいとして機能します。

「災害発生」の段階では、出入口が大きい間取なら、日常の暮らしで動きやすく、災害対応時には救助・救出の逃げ道や救援活動のしやすさにつながります。

このように、フェーズフリー住宅とは、「特別に防災のための設備を作っておく」ということではなく、日常の暮らしやすさのなかに、非常時のための工夫を盛り込んだ家のことをさします。


フェーズフリー住宅の間取り・収納アイデア

家事動線がよく、回遊性のある間取り


家事動線がよく、日常生活で便利な回遊性の高い間取りは、非常時には避難経路が確保された間取りともいえます。

たとえば、アイランドキッチン。オシャレで人気のキッチンですが、行き止まりのない間取りで、災害時の速やかな避難につながります。

人気上昇中の「土間」は、何かと便利


オシャレな家づくりで、いま人気上昇中の「土間」。雨の日にもベビーカーでそのまま家の中まで入ることができたり、アウトドアグッズなどの汚れものの収納にも便利です。

自宅避難している災害時や外出自粛の際には、ペットの避難や子どものちょっとした運動場所としても活用できます。

太陽光発電システムは停電の備えに


ZEH(ゼッチ)仕様の注文住宅、モデルルームを徹底紹介!ブラーボゼネクトの高機能な住まいとは?

脱炭素社会の実現に向け国も推進しているZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)では、太陽光発電(ソーラーパネルなど)システムを導入し、家族で使う電力を自家発電で創電。

時には売電できて光熱費が黒字に! ……なんてことも。災害時には、停電の備えとして頼れる存在です。

地震で倒れない造作家具


フェーズフリー住宅として、防災の観点からも有効といわれるのが、地震で倒れてこない造作収納。

扉も引き戸にしておけば、地震で扉が開いてしまって、中のものが飛び散るといった心配もありません。


自治体の取り組み実例

最後に、フェーズフリーに積極的に取り組む自治体の事例をご紹介します。

徳島県鳴門市では、避難場所や公共施設のデザインに、積極的にフェーズフリーの考え方を応用しています。

次の動画は、鳴門市の泉市長と、前述の佐藤氏による対談。この中で、とても分かりやすいフェーズフリーグッズの例が紹介されています。

避難所で利用する紙コップに、計量目盛りの柄を印刷しておくことで、避難所でお母さんが赤ちゃんに粉ミルクをつくる際や、薬の希釈のための計量にも利用できるカップになっているのです。


東日本大震災から10年、災害への備えを改めて考えるとき。ぜひ、家づくりに“備えない防災”を取り入れてみてはいかがでしょうか。


注文住宅で、災害にも日常にも対応した家づくりを

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この度、従来の『セーフティハウス』をリニューアルし、耐震性をパワーアップした『セーフティハウス2』が登場しました!


消防署などと同等の「耐震等級3」を標準化し、シャッターや省令準耐火構造を備えた、まさに火災・台風・防犯など、日常に想定されるさまざまな災害への対策が練られているお家となっています。

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この記事を書いた人

烏田千洋

編集・ライター
家の建て替えか、リフォームか迷いつつ情報収集の日々。憧れは、トリプルガラスの樹脂窓と、全自動おそうじ機能付きの換気扇、朝日の入る日当たりのよいお家! 趣味、園芸。日本のいいね!が、見つかるメディア『japonism』編集長