【一級建築士が解説】注文住宅の家づくりで、理想のインテリアを実現する方法とは?

2021.04.28 拝藤チサト
「理想のわが家を注文住宅で作りたい! 」

そんな夢を持ってマイホームづくりを進めていくのは、みんな同じ。後悔なく、家族みんなが快適な家を作りたいですよね。

注文住宅の家づくりで、みんながつまずくポイントを、一級建築士の拝藤チサトさんが解説する連載第4回。

さわやかなリビング
今回は、いよいよインテリアの検討フェーズに突入です。

イメージ通りのインテリアを実現するためのポイントから、インテリアあるある注意点まで。ぜひ踏まえておきたいプラン検討必勝法を、拝藤さんが伝授します!


プラン検討も、いよいよインテリアに突入!

前回の記事では、設備見学のポイントについてお話ししました。

キッチンなど水まわり設備のイメージが固まってきたら、いよいよ具体的なインテリアについて考えていきます。

キッチンや洗面化粧台もインテリアの一つではありますが、ドアや・壁のデザインよりも、水回り設備の方を先に見に行くのが一般的です。

その理由は、全体的な予算を掴んで、予算と実際のズレを少なくすため。

今回の記事で紹介するインテリアのこと(ドアや壁・床など)を決定してから、再度、前回記事で紹介したキッチン扉の色合わせなどに行くこともあると思います。

ぜひ楽しんで、このフェーズを迎えてくださいね。


イメージからの共通点探し

家づくりのタイミングで

  • こんな家にしたいなー
  • こんな家は嫌だ
などなど、みなさん、何かしらイメージがあるかと思います。

家づくりノートでは、

  • こんなのが好きだなぁ
というものをスクラップされたかと思います。

【家づくりがスムーズに進む! 「家づくりノート」の作り方はこちら】

これからは、それを分析していくということが非常に重要。

夫婦で相談
いいなあという写真をいくら集めても、そのようにはなりません。

思いだけでは、現実は変わらないんです。

『こんなのがいいな』という写真を集めたら、次に【共通点】をピックアップしていきます。

  • 床が白っぽいようなグレーみたいな色が好きみたい。
  • ドアの取っ手は全て黒のアイアンだ!!
  • 部屋の角っこにはグリーンを置きたい。そんな欲求があるみたいだなぁ。
  • 照明器具がすっきりと天井に一体化しているデザインが好きなようである。
そんなふうに【自分の好き】とか、こういうのがいいなという写真たちから、【結局これが好きなんだ】という共通項を探って言語化していきます。


共通点が見つかったら「キーワード」にする

好きなこと、好きな空間、好きなモノがわかったら、キーワードを出してみましょう!

最近の拝藤チサトのクライアントさんでいうと……

  • シックなダークブラウンの床
  • たっぷりと光沢のあるカーテンの生地
  • 光が差し込む広々したカウンターキッチン
  • 大きな革製のカウチソファ
こちらがクライアントさんの集めた『これが好き! 』の集合体でした。

そこからキーワードとして

  • 高級な
  • クラシックな
  • 落ち着いた
  • 広々した
を出して、決めていきましたよ。

高級感のあるリビング
このあたりも家づくりノートにまとめていきましょう!

そこから床の色や、ドアの色、壁紙の色や壁紙の素材などを決めていく。

それがいわゆる“インテリア作り”ということですね。

とにかく大きく絵(イメージ)を描いて、それを小さなパーツにしていくのです。

『こんなイメージが好きです。』
『こういうキーワードを持ってます。』

それがあってはじめて、設計士やインテリアコーディネーターが、ゴールイメージを理解できるのです。

行き先不明でタクシーに乗る人はいませんよね?

ぜひゴールイメージから、インテリアを考えていきましょう


色にまつわる、あと一歩の踏み込み

インテリアコーディネーターであり、モデルルームのコーディネートをしていた筆者の経験では、素人の人は『色』の認識が曖昧だなと感じます。

「ドアは濃い茶色で……」とクロス屋さんで説明しても、クロス店舗のコーディネートの役には、あまり立ちません。

赤系の茶色と黄色系の茶色では、合う色が変わってきます。

ドアや床については【色チップサンプル】を貰えますので、ぜひ貰いましょう!

ちなみにクロスでよくある失敗1位は

  • 無難なモノを選びすぎた
2位が、

  • 各部屋バラバラにしてチグハグになりすぎた
です。

ちょうどよいバランスのために、プロ(クロス屋さんの担当者)に中立意見を貰うのもオススメです。


インテリアあるある! 適当に流して後から後悔

一級建築士としての建築・リフォームの経験からいうと

「こんなことが【テキトー】になりやすいよ! でも、適当に業者任せにしてしまうと後から後悔するよ! 」

という、インテリアでのあるある注意点を最後にお伝えします。

インテリアでのあるある注意点
  • ドアの開き勝手(開き戸の開く方向など)
  • 折れ戸の折れシロ(使えない空間部分)
  • ドアの高さ(2000mmが標準だけど、実はオーダーできる)
  • トイレ、洗面の床材(クッションフロアやタイル、ピータイルなど、多様な選択肢あり)
  • エアコンの設置場所とクローゼット扉の干渉
  • 壁にタイルを貼るならこのタイミングで相談
  • 巾木(はばき)のデザイン
  • 枠ドア枠の色(白にして壁と一体化させるか、ドアと同じ色にするかで全然違う)

注文住宅のプラン検討段階も、今回のようなインテリア検討のフェーズに入ってくると、選択と決定を求められることが積み重なって、混乱したり、適当になってしまいがち。

今回ご紹介したように、イメージからの共通点探しでピックアップしたポイントを羅針盤に、ブレずにゴールまで走り抜いてくださいね。

※画像は、イメージです。

【家づくりの基本をプロに聞く! これまでの記事はこちらから】


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キッチンからパントリー洗面所、バスルームまで一直線で家事がしやすい

収納スペースがたっぷりのパントリー
パントリーは可動棚。置くものによって高さが変えられます。室内干しスペースとしても利用可能で、湿気がこもらないよう、すべり窓が床近くと天井近くに設置されています

家事動線が確保されている間取り図
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この記事を書いた人

拝藤チサト

一級建築士/整理収納アドバイザー/インテリアコーディネーター
一級建築士として住宅設計に従事した後、100件以上の住宅リノベーション経験をふまえて、「あなたの家を100%生かすあなたの性格に合った、あなたのライフスタイルにフィットした収納を、動線から考え提案」するオンライン整理コンサルティングをスタート。ワーキングマザーの視点から家事のしやすい間取り診断サービスも行う。