植えっぱなしOKがうれしい!「多年草」のガーデニングおすすめ品種

2021.03.22 地域ライターE
鉢の植え替えをしたり、毎日水やりをしたり、虫を退治したり、掃除が必要だったり……。

そんな「日々やらなきゃいけないガーデニングの大変さ」はできるだけ避けたいけれど、家のエクステリアがコンクリート打ちっぱなしだけの、何も飾り気がない殺風景なものになるというのもイヤ。

できるだけ手をかけず、困りごとなく、できればちょっと季節感を感じられるグリーンが玄関周りに欲しい!


そんなワガママな要望をかなえてくれるのが「多年草」です。

多年草って何? どんなふうに育てるの? 日本の戸建てにおススメの品種は?

……などなど、「多年草」に関する疑問にお答えします!


多年草(たねんそう)とは?


小学生の時、一度は育てたことがある朝顔。朝顔は春に種をまき、成長して花を咲かせ、翌年の種をつけて枯れてしまいます。

一度枯れた朝顔のツルをそのままにしておいても、翌年の夏にはまた緑になって花を咲かせる……なんてことはありません。

このような、コスモスやスイートピーなど、一つの季節で役目を終える草花を「一年草」といいます。種まきからスタートして、長く花をつけてもらうために花がら摘みをして……といったいわゆる「ガーデニングを楽しみたい! 」というときに活躍します。

それに対して「多年草」は複数年にわたって長く生長してくれる種類の草花を指します。

多年草は基本的に冬も葉を枯らさずに残り、翌年また同じ株から花を咲かせます。1年中グリーンを楽しむことができるうえ、植え替えの手間もなく、花壇に地植えすれば、よほど雨が降らないときを除けば毎日の水やりの手間も必要なし。

また、多年草のなかには「地表より上の葉や茎は枯らすけれど、春になると新しい芽を出す」タイプの草花もあります。

こちらは「宿根草(しゅっこんそう)」と呼びます。病気や虫を呼ばないように、枯れた部分を剪定するひと手間はかかりますが、季節を感じることができ、ほかの植物と組み合わせて花壇やプランターの変化を楽しめます。

「できるだけ手間をかけず、1年中緑を感じたい! 」という方には宿根草ではなく「耐寒性常緑多年草」の品種からセレクトしましょう。

植えっぱなしで長持ち&毎日のお世話が少なくて済む&戸建てのエクステリアにぴったりの雰囲気を持つ多年草を紹介します!


4月~5月に紫の穂のような花をつける「アジュガ」


「住宅密集地で、正直日当たりはそこまで期待できないのだけど……」というお庭や玄関周りにオススメなのがシソ科の「アジュガ」です。

冬の寒さに強く、匍匐性(ほふくせい)なので冬は高さが出すぎることなくすっきりしていて、4~5月には20~30cmほどの花が咲きます。グランドカバーとしても人気があり、最近では葉の色や花の色のバリエーションも豊富になっています。

地植えだとどんどん範囲を拡大していくため、お隣のお家と地面がつながっているような場所には植え付けるのを避けましょう!


4月から秋まで! 長く花を楽しみたいなら「エリゲロン」


「エリゲロン」という名前は聞いたことがなくても、春先に小さな菊のような花が群生しているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

エリゲロンはキク科でハルジオンやヒメジョオンの仲間です。日本では「源平小菊」という名前でも親しまれています。

特徴は何といっても長い開花時期。4月ごろから咲き始め、秋まで長くかわいらしい小さな花を咲かせます。


日当たり良い場所のグランドカバーに選ぶなら「シバザクラ」


日当たり良好な場所でのグランドカバーなら、芝桜(シバザクラ)がオススメです。名前の通り、桜のような小さなピンク~白の花を4~5月ころまで咲かせます。

全国にシバザクラが有名な公園が多数あり、ハイシーズンともなれば一面ピンクで覆われた素晴らしい景色を見るために全国から観光客が訪れるほど、人気があります。

花の終わった時期はまるで芝生のようなグリーンに覆われます。花が咲き終わった後は刈りはさみや芝刈り機で刈りこむお手入れが必要です。


葉の色も楽しい「ヒューケラ」


ユキノシタ科のヒューケラは、和名ではツボサンゴといい、赤やピンク、白の花を4~5月ごろに咲かせる花です。

暑さ寒さに強く、日陰でも育つ丈夫さでのほかに、「葉の色が豊富でバリエーションに富んでいる」点が人気のある理由です。シソのような濃い紫色、淡い黄色、グラデーションがかった赤緑、白と緑のコントラストがあるものなど、いわゆる「カラーリーフプランツ」の代表ともいえます。

葉の色が異なるヒューケラの品種を組み合わせて寄せ植えにし、グリーンだけを使って、まるで花束のような雰囲気を楽しむ愛好家も少なくありません。


自分で植え付けチャレンジしてみよう!

「ちゃんと植物を育てられるかわからないから自分で植え付けをするのは心配……」という場合は、エクステリア業者を通じて植え付けを依頼する方法もあります。

しかし、今回ご紹介した4品種はいずれも繁殖力が旺盛なものばかり。ポットで苗を購入して、まずはアプローチの隙間などからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

せっかくの家づくり、お庭にも適度にこだわって、居心地のよい空間を作っていってくださいね!


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この記事を書いた人

地域ライターE

ライター
建築住宅不動産業界担当営業経験10年&旦那が宅建士&父が元造園業経営&義父が不動産業経営! インテリアも整理整頓も大好物のフリーライターがみなさんの家づくりのお手伝いのため取材に走ります