猫の爪痕もタイル壁なら怖くない! 〜DIYで進化する“無重力猫ミルコ”のお家
猫のために進化していく、中川さんのお家。
これまでご主人がDIYをされていましたが、今回は奥様のちささんご自身がDIYに挑戦! 猫と暮らしていると避けることができない、猫の爪痕の修繕についてご紹介していただきます。
<圧巻の進化! これまでの『DIYで進化する“無重力猫ミルコ”のお家』はこちらから>
猫と暮らしている人なら、一度は「猫の爪によって壁紙が剥がれた。家具に傷がついてしまった」という苦い経験はあるのではないでしょうか。
残念ながら猫に爪研ぎをやめさせることはできません。なぜならそれは猫の本能だからです。しかし、お気に入りの爪研ぎを用意することで決まった場所で研ぐように躾けることは可能です。また小まめに爪を切ってあげれば、家具や壁の傷を事前に防ぐこともできます。
しかし、既に傷がついてしまった場合は修繕するしかありません。
わが家では玄関の壁紙が猫の爪で破れてしまいました。そこで、この壁を破れる心配のいらないタイルに変更することに。タイルは強度が高く猫の爪程度であれば基本的にどのタイルでも傷の心配はいりません。
これまで多くの家具をD I Yで作ってきたわが家ですが、タイルは初めての挑戦です。
注文したのはL I X I Lのインテリアモザイクムージャン。15列×15段の225粒を裏でネット張りしているシートタイプです。タイルは一粒ずつ販売されているイメージもありますが、シートタイプのものも多く売られています。
タイルの他には、次のものを準備しました。
上記の中で、見た目の印象に関わるのが「目地材(めじざい)」です。目地材とはタイルを並べた時にできるスキマを埋めるもので、カラーバリエーションがあるためタイルと目地材の色組み合わせを楽しむことができます。わが家ではタイルと同系色の「ライトベージュ」を選びました。
タイルを張る手順は次の通りです。
2. 作業する場所が接着剤などで汚れないようマスキングテープや新聞紙で養生
3. タイルを割り付ける:タイルの切断が必要なのか。その場合のサイズなど決める
4. タイルを切る(切断の必要がなければこの工程はナシ)
5. 接着剤を塗り、タイルを貼る
6. 乾くまで待つ:(1日おく)
7. コテで目地材を塗り、タイルの溝を詰めていく
8. スポンジでタイル表面に残った目地材を拭き取る
9. 目地材が乾くまで待つ(1日おく)
10. 養生を剥がして完成!
ちなみに作業中の猫たちの様子ですが、準備段階では興味津々なようで壁に近づいていたのですが、タイル用の接着剤を塗り出すと匂いが苦手だったのか自然に去っていきました。
猫たちを他の部屋に隔離しようと考えていたのですが、その必要はなかったようです。
また初心者にはハードルが高いと感じたのはタイルを切る作業です。
タイルを切るには電動工具を使うなど、いくつかの方法があるようですが、私はタイルカッターを使用しました。先端の刃をタイルにのせて叩き割るのですが、なかなか真っ直ぐに切れません。
調べてみるとD I Yをする人のために、タイルカットをしてくれる業者もあるようです。自信がない人はプロに頼るのもいいかもしれません。
失敗したことは、壁に直接塗るタイプの接着剤をバケツに入れてしまったことです。バケツから、その都度必要な分をコテに取り壁に塗っていました。
作業が終わり、いざバケツを洗っても綺麗になりません。当たり前ですが接着剤なので簡単に水で落ちるはずがないのです……。後から考えれば、何でそんなことも分からなかったのかと悔やまれますが、タイルの仕上がりに影響がなかったのが幸いです。
このように初めての試みでは施工の手順を覚えることで精一杯になり、片付けなどに気が回らないこともあります。
でも、このような失敗から学ぶことがD I Yの面白さでもありますよね。そして、最後に思い描いた通りに完成した時の喜びはひとしおです。
こちらが完成時の写真です。
すでに貼られている壁紙の上からでも貼って剥がせる壁紙として使えるマスキングテープがあります。
裏に糊がついているので、カッターと定規があれば一人でも簡単に貼ることができます。元の壁紙の上から貼ることも可能ですが、剥がれかけている場合はその周辺を剥がしてください。出来るだけ平らな状態にして貼るのが綺麗に仕上げるポイントです。
私は「ペイントウッド」と「引き出し」の2種の柄を使ってリメイクしました。壁紙として使えるマスキングテープも色々な柄が発売されているので、仮に貼った柄に飽きてしまった場合や再度傷つけられてしまった場合でも張り替えが可能です。
逆にまだ傷がついていない綺麗な壁を保護する目的でも使えます。
傷隠し専用の表面を着色するクレヨンなども販売されていますが、擦り傷のよう小さな傷が木製家具についた場合は、ブレイワックスという塗料を使って傷を隠すこともできます。
ブライワックスとは英国で木製家具用として開発された蜜蝋ワックスで、木材の着色、艶出し、保護を一度にできる優れものです。
その上使い方はとても簡単! 基本的には布に取って塗るだけです。
30分程度で乾くのでさらに綺麗な布で磨いてあげるとツヤが出ます。本来は木材着色用の定番塗料ですが、猫と暮らすための便利なアイテムとしても活用できます。
少しの工夫をすることで、人間にとっても、猫にとっても快適な空間が作れるのだということを学ぶことができます。
家族みんなのために、これからも進化していく中川さんのお家づくりから目が離せないですね!
これまでご主人がDIYをされていましたが、今回は奥様のちささんご自身がDIYに挑戦! 猫と暮らしていると避けることができない、猫の爪痕の修繕についてご紹介していただきます。
<圧巻の進化! これまでの『DIYで進化する“無重力猫ミルコ”のお家』はこちらから>
猫たちの爪痕を修繕! 壁紙をタイルにチェンジ!
これまで猫たちが家の中を自由に走り回れるよう壁に穴をあけた猫トンネルや天井のキャットウォークなど作ってきましたが、今回は猫の爪で傷ついてしまった壁や家具の修繕術をお伝えします。猫と暮らしている人なら、一度は「猫の爪によって壁紙が剥がれた。家具に傷がついてしまった」という苦い経験はあるのではないでしょうか。
残念ながら猫に爪研ぎをやめさせることはできません。なぜならそれは猫の本能だからです。しかし、お気に入りの爪研ぎを用意することで決まった場所で研ぐように躾けることは可能です。また小まめに爪を切ってあげれば、家具や壁の傷を事前に防ぐこともできます。
しかし、既に傷がついてしまった場合は修繕するしかありません。
わが家では玄関の壁紙が猫の爪で破れてしまいました。そこで、この壁を破れる心配のいらないタイルに変更することに。タイルは強度が高く猫の爪程度であれば基本的にどのタイルでも傷の心配はいりません。
これまで多くの家具をD I Yで作ってきたわが家ですが、タイルは初めての挑戦です。
初めてのタイル張りに挑戦!
家の近くにタイルを多く取り扱っているお店がなかったため、インターネットで選ぶことにしました。注文したのはL I X I Lのインテリアモザイクムージャン。15列×15段の225粒を裏でネット張りしているシートタイプです。タイルは一粒ずつ販売されているイメージもありますが、シートタイプのものも多く売られています。
タイルの他には、次のものを準備しました。
準備したものタイル用接着剤
- くし目コテ(接着剤の塗付けに使用)
- 目地材
- ヘラ(目地材を塗るために使用)
- バケツ(目地材を練るために使用)
- スポンジ(タイル表面についた目地材を拭き取るため)
- マスキングテープ・養生シート(接着剤などで汚れてはいけない場所に使用)
- タイルカッター
- ビニール手袋
上記の中で、見た目の印象に関わるのが「目地材(めじざい)」です。目地材とはタイルを並べた時にできるスキマを埋めるもので、カラーバリエーションがあるためタイルと目地材の色組み合わせを楽しむことができます。わが家ではタイルと同系色の「ライトベージュ」を選びました。
タイルを張る手順は次の通りです。
タイルを張る手順
1. 従来の壁紙を剥がす2. 作業する場所が接着剤などで汚れないようマスキングテープや新聞紙で養生
3. タイルを割り付ける:タイルの切断が必要なのか。その場合のサイズなど決める
4. タイルを切る(切断の必要がなければこの工程はナシ)
5. 接着剤を塗り、タイルを貼る
6. 乾くまで待つ:(1日おく)
7. コテで目地材を塗り、タイルの溝を詰めていく
8. スポンジでタイル表面に残った目地材を拭き取る
9. 目地材が乾くまで待つ(1日おく)
10. 養生を剥がして完成!
ちなみに作業中の猫たちの様子ですが、準備段階では興味津々なようで壁に近づいていたのですが、タイル用の接着剤を塗り出すと匂いが苦手だったのか自然に去っていきました。
猫たちを他の部屋に隔離しようと考えていたのですが、その必要はなかったようです。
また初心者にはハードルが高いと感じたのはタイルを切る作業です。
タイルを切るには電動工具を使うなど、いくつかの方法があるようですが、私はタイルカッターを使用しました。先端の刃をタイルにのせて叩き割るのですが、なかなか真っ直ぐに切れません。
調べてみるとD I Yをする人のために、タイルカットをしてくれる業者もあるようです。自信がない人はプロに頼るのもいいかもしれません。
失敗したことは、壁に直接塗るタイプの接着剤をバケツに入れてしまったことです。バケツから、その都度必要な分をコテに取り壁に塗っていました。
作業が終わり、いざバケツを洗っても綺麗になりません。当たり前ですが接着剤なので簡単に水で落ちるはずがないのです……。後から考えれば、何でそんなことも分からなかったのかと悔やまれますが、タイルの仕上がりに影響がなかったのが幸いです。
このように初めての試みでは施工の手順を覚えることで精一杯になり、片付けなどに気が回らないこともあります。
でも、このような失敗から学ぶことがD I Yの面白さでもありますよね。そして、最後に思い描いた通りに完成した時の喜びはひとしおです。
こちらが完成時の写真です。
壁紙として使えるマスキングテープでリメイク!
ここまでタイルの説明をしてきましが、壁紙を安易に変えられない方もいらっしゃいますよね。そんな方も諦めないでください!すでに貼られている壁紙の上からでも貼って剥がせる壁紙として使えるマスキングテープがあります。
裏に糊がついているので、カッターと定規があれば一人でも簡単に貼ることができます。元の壁紙の上から貼ることも可能ですが、剥がれかけている場合はその周辺を剥がしてください。出来るだけ平らな状態にして貼るのが綺麗に仕上げるポイントです。
私は「ペイントウッド」と「引き出し」の2種の柄を使ってリメイクしました。壁紙として使えるマスキングテープも色々な柄が発売されているので、仮に貼った柄に飽きてしまった場合や再度傷つけられてしまった場合でも張り替えが可能です。
逆にまだ傷がついていない綺麗な壁を保護する目的でも使えます。
小さな傷の救世主はブライワックス
猫の爪による傷は壁だけでなく、家具にもつきます。傷隠し専用の表面を着色するクレヨンなども販売されていますが、擦り傷のよう小さな傷が木製家具についた場合は、ブレイワックスという塗料を使って傷を隠すこともできます。
ブライワックスとは英国で木製家具用として開発された蜜蝋ワックスで、木材の着色、艶出し、保護を一度にできる優れものです。
その上使い方はとても簡単! 基本的には布に取って塗るだけです。
30分程度で乾くのでさらに綺麗な布で磨いてあげるとツヤが出ます。本来は木材着色用の定番塗料ですが、猫と暮らすための便利なアイテムとしても活用できます。
ちょっとの工夫で、みんなが楽しく過ごせる空間に
猫たちとの暮らしを大切にしている中川さんのお家。少しの工夫をすることで、人間にとっても、猫にとっても快適な空間が作れるのだということを学ぶことができます。
家族みんなのために、これからも進化していく中川さんのお家づくりから目が離せないですね!
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